明治安田J1リーグは7月に22節から24節までの3節分が開催された。
町田は24節に横浜FMに敗れたものの、2勝を挙げて首位をキープ。追いかけるG大阪、鹿島も同じく2勝1敗の成績で、その差(5ポイント)を詰めることができなかった。
神戸は22節に広島を撃破したものの、その後は2試合連続でドローに終わり、勢いに乗り切れなかった。神戸に敗れた広島はその後に2連勝を達成し、上位争いに踏みとどまっている。
6月は好調だったC大阪は2分1敗、福岡は3連敗とひとつの勝利も挙げられず、上位争いから一歩後退した。
監督交代に踏み切った横浜FMは鹿島、町田と上位陣を連破し、復調の予感を漂わせている。
下位に目を向けると、好転したのは湘南だ。22節の浦和戦で3-2と競り勝つと、続く磐田には5-0と大勝。さらにG大阪も1-0で下し、3連勝を達成した。6月終了時点では降格圏の19位に沈んでいたものの、リーグ最多の9ポイントを上積みし、残留圏内となる16位に浮上した。
湘南には及ばなかったものの、京都も2勝1分と無敗で乗り切り、残留圏内の17位をキープした。
一方で苦戦を強いられたのは磐田だ。22節の川崎F戦では引き分けたものの、残留を争う湘南と京都に連敗を喫し、6月終了時の16位から18位に転落。鳥栖は横浜FMと新潟に連勝しながら、その後に2連敗を喫し、19位に順位を下げている。
15節から8連敗と苦境に陥っていた札幌は、23節の神戸戦に引き分けると、24節の浦和戦では4-3と打ち合いを制し、10戦ぶりに勝点3を手にした。残留ラインの17位の京都にはいまだ10ポイント差を付けられている状況ながら、今夏に加入した新戦力がフィットしてくれば、ここからの巻き返しに期待が持てそうだ。
今季も残り14試合となり、優勝争い、残留争いともに本格化してきたなか、酷暑下で行われる8月の戦いがシーズンの行方を左右することになるだろう。