明治安田Ｊ１リーグは20日と21日に第24節の10試合が開催される。
首位の町田は国立で横浜FMと対戦する。前節は東京Ｖを下し、3連勝を達成。2位に5ポイント差をつけ、頭ひとつ抜け出しつつある。今節は五輪のためにチームを離れた藤尾 翔太に加え、得点源のオ セフンが出場停止となるだけに、ミッチェル デュークら他のFW陣に結果が求められる。対する横浜FMは鹿島を下し、連敗を4で食い止めている。もっとも今節を前にハリー キューウェル監督が解任となり、ジョン ハッチンソン暫定体制でリスタートを切ることとなった。現在12位に低迷するチームはここから巻き返すことができるのか。今夏に復帰した西村 拓真がキープレーヤーとなりそうだ。
2位に浮上したＧ大阪はホームに湘南を迎える。前節は鳥栖を下し、2連勝とした。2戦連発と調子を上げてきたイッサム ジェバリが今節も結果を残せるか。湘南は磐田に快勝を収め、こちらも2連勝を達成。古巣相手にハットトリックを達成したルキアンに今節も期待がかかる。
3位の神戸はホームで名古屋と対戦。前節は札幌と引き分け、3連勝はならなかった。3戦連発と好調を維持する大迫 勇也が今節も重要な役割を担うだろう。一方の名古屋は柏を下し、連敗を4でストップした。復帰戦でいきなりゴールを決めた相馬 勇紀が再び結果を残せるか。
4位の鹿島はホームにFC東京を迎える。前節は横浜FMに敗れ、連勝はならず。4点を奪われた守備の立て直しが求められるだろう。FC東京は新潟を下し、連敗を2で止めている。五輪メンバーに加え、松木 玖生もチームを離脱したなか、前節Ｊ１初ゴールを決めた野澤 零温ら若い力がチームに勢いをもたらしたい。
5位の広島は鳥栖の本拠地に乗り込む。前節は福岡を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。得点の数を二桁に乗せた大橋 祐紀に今節もかかる期待は大きい。鳥栖はＧ大阪に敗れ、3連勝はならなかった。Ｃ大阪から加入した清武 弘嗣がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
浦和はホームに札幌を迎える。前節は京都と引き分け、2試合勝利なし。今夏に加入した本間 至恩と二田 理央がここまで9位に留まるチームに勢いをもたらしたい。札幌は神戸と引き分け、連敗を8で止めたものの、9戦未勝利と苦戦が続く。白井 陽斗ら新たに加わった戦力が復調のカギを握るはずだ。
柏vs川崎Ｆは13位と14位の対戦となる。柏は前節、名古屋に敗れ、4戦ぶりの黒星を喫している。五輪出場のために細谷 真大が不在となるなか、鹿島から加わった垣田 裕暉にかかる期待は大きい。川崎ＦはＣ大阪と引き分け、6試合勝利から遠ざかる。苦しい戦いが続くなか、13試合連続で負けがない（8勝5分）得意の相手を撃破し、復調のきっかけを見出したい。
磐田はホームで京都と対戦。前節は湘南に敗れ、3戦未勝利となった。3試合で10失点を喫する守備組織の立て直しが急務となる。京都は浦和と引き分け3連勝はならなかったが、4戦負けなしと復調しつつある。キャプテンの川﨑 颯太が五輪のために不在となるが、米本 拓司ら新戦力がその穴を埋める活躍を見せられるか。
Ｃ大阪はホームに新潟を迎える。前節は川崎Ｆと引き分け、9戦負けなしとした。もっともここ2試合は勝ち切れておらず、追加点を奪い取る積極性が求められるだろう。対する新潟はFC東京に敗れ、2連敗となった。加入後まだ結果の出ていない小野 裕二に初ゴールは生まれるか。
福岡はホームで東京Ｖと対戦。前節は広島に敗れ、2連敗となった。得点力に課題を抱えるなか、シャハブ ザヘディにかかる期待は大きい。東京Ｖは町田に敗れ、2試合勝利がない。6試合ゴールから遠ざかる染野 唯月に結果が求められるだろう。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vsFC東京
町田vs横浜FM
浦和vs札幌
柏vs川崎Ｆ
磐田vs京都
Ｇ大阪vs湘南
Ｃ大阪vs新潟
神戸vs名古屋
福岡vs東京Ｖ
鳥栖vs広島
