2024年7月3日(水) 18:30
首位の大宮が2位に15ポイント差をつけてシーズンを折り返す。2位から8位までが勝点2差にひしめく大混戦に【マンスリーレポート(6月):明治安田J3】
明治安田J3リーグは6月に15節から19節までの5節分が開催された。
首位の大宮は6月も強さを発揮し、4勝1分と無傷で乗り切った。圧巻のパフォーマンスを見せたのはアルトゥール シルバだ。5試合で5得点とゴールを量産し、チームにさらなる勢いをもたらした。これで大宮は2位に勝点15差をつけて、首位を独走。1年でのJ2復帰に向けて視界は良好だ。
2位以下は混戦模様となっている。2位の沼津から8位の相模原までが勝点2差にひしめき、節ごとに順位が入れ替わる状況だ。
そのなかで相模原は17節終了後に戸田 和幸監督を解任。19節よりシュタルフ 悠紀新監督の下でリスタートを切っている。また岐阜も上野 優作監督から天野 賢一暫定監督へと変更。シーズンの折り返し地点を迎え、各チームは後半戦に向けて体制を整えている。
6月に調子を落としたのは琉球だ。17節から3連敗を喫し、5月終了時点の2位から一気に10位にまで転落した。一方で北九州は3勝2分で大宮の13に次ぐ11ポイントを加算。15位から12位まで浮上し、プレーオフ出場圏内となる6位の福島まで3ポイント差に詰め寄った。
下位に目を向けると、15節から4連敗を喫したYS横浜が13位から16位に下降。同じく15節から4連敗を喫した鳥取は1分4敗と一つも勝利を挙げられず、14位から17位に順位を下げた。
神野 卓哉監督が就任した岩手は、17節に長野を下し、新体制下で初勝利を手にしたものの、その後の3試合では勝利を挙げられず、最下位から抜け出せなかった。直近の3試合ではいずれも無得点に終わっているだけに、夏の補強策も含め。攻撃面のテコ入れが求められてきそうだ。