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無敗記録を20試合に伸ばした長崎と5戦全勝の横浜FCが勢いを加速。アウェイで脆さを露呈した清水は首位から陥落【マンスリーレポート(6月):明治安田J2】

2024年7月3日(水) 17:00

無敗記録を20試合に伸ばした長崎と5戦全勝の横浜FCが勢いを加速。アウェイで脆さを露呈した清水は首位から陥落【マンスリーレポート(6月):明治安田J2】

無敗記録を20試合に伸ばした長崎と5戦全勝の横浜FCが勢いを加速。アウェイで脆さを露呈した清水は首位から陥落【マンスリーレポート(6月):明治安田J2】
長崎は無敗記録を20試合にまで伸ばし、清水をかわして順位表のトップに立っている

明治安田J2リーグは6月に18節から22節までの5節分が開催された。

首位に浮上したのは長崎だ。3勝2分で3節から続く無敗記録をついに20試合にまで伸ばし、清水をかわして順位表のトップに立っている。失点が増えつつあるものの、5試合で5得点を記録したエジガル ジュニオを中心とした攻撃の迫力は十分で、終了間際に追いつく粘り強さも披露するなど、その勢いに陰りは見えない。

3試合で5得点を記録した小川 慶治朗(横浜FC)の充実ぶりが光った
3試合で5得点を記録した小川 慶治朗(横浜FC)の充実ぶりが光った

6月に圧倒的な戦いを見せたのは、横浜FCだ。5戦5勝と無傷で乗り切り、2位に順位を上げている。堅い守りに加え、直近3試合で12ゴールを奪うなど、攻撃にも勢いが生まれている。その3試合で5得点を記録した小川 慶治朗の充実ぶりが光った。

この2チームとは対照的に勢いを失ったのは清水だ。ホームでは結果を出したがアウェイの3試合すべてに敗れ、ついに首位から陥落した。それでも序盤の貯金がモノを言い、首位の長崎とは1ポイント差、2位の横浜FCとは勝点で並んでいる。この3チームが頭ひとつ抜け出した格好で、優勝・自動昇格争いは、三つ巴の様相を呈してきた。

6月に横浜FCに次ぐ勝点を獲得したのは千葉だ。21節の栃木戦に敗れたのは痛恨ながら、4勝1敗で12ポイントを加算し、プレーオフ出場圏内へと浮上した。4勝はいずれも1点差勝利と勝負強さが備わっており、さらなる浮上も狙えるだろう。

中位では3勝を挙げた愛媛が、前月終了時の12位から9位に順位を上げた。一方で甲府と大分は未勝利に終わり、それぞれ14位と15位に順位を下げている。15節以降に勝ちがない甲府は監督交代を決断。7月から新たな体制でリスタートを切ることとなった。

下位では監督交代が実を結びつつあるチームが現れている。18節から浅野 哲也監督が指揮を執る鹿児島は、2勝2分1敗と8ポイントを獲得。小林 伸二監督に代わった栃木も、大分、千葉を撃破し、復調の気配を見せている。ともに18位、19位と降格圏から抜け出せてはいないものの、ここからの巻き返しに期待が持てそうだ。

一方で武藤 覚監督に代わった群馬は、6月も勝利を掴むことができず、最下位から抜け出せなかった。5試合でわずか2得点と決定力不足に苦しむなか、新たに獲得した戦力が課題解消のキーマンとなれるか。そのパフォーマンスに注目が集まる。

明治安田J2リーグ結果(6月)

 

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