明治安田Ｊ１リーグは26日に第20節の10試合が行われる。今節より、後半戦の戦いがスタートする。優勝争いはここから本格していくこととなる。
首位でシーズンを折り返した町田は4位の神戸との大一番を迎える。前節は福岡とスコアレスドローに終わった。前回対戦で敗れた相手を撃破し、首位の座を守れるか。対する神戸はＧ大阪に敗れ、ここ5試合で3敗目を喫した。町田との勝点差は6ポイントで、引き離されないためにも勝利こそが求められる。2戦連発中で、前回対戦でもゴールを決めた武藤 嘉紀にかかる期待は大きい。
鹿島vsＧ大阪も今節の注目カードだ。勝点で並ぶ2位と3位の激突は、優勝争いの行方を占う重要な戦いとなる。鹿島は前節、浦和と引き分け、10戦負けなしながら、2試合連続のドローとなった。2点を先行しながら追いつかれただけに、リード時の試合運びがテーマとなる。一方のＧ大阪は神戸を下し、5連勝を達成した。力強い突破でサイドを切り裂くウェルトンが今節も重要な役割を担うだろう。前回対戦では鹿島が2-1と勝利を収めたが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
5位の広島はホームに新潟を迎える。前節は柏に1-0で競り勝った。川村 拓夢と野津田 岳人が移籍したなか、中盤の選手層に不安を残す。出場停止明けの満田 誠の出来がポイントになりそうだ。新潟は川崎Ｆと引き分け、2試合連続のドローとなった。終了間際の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。
FC東京はホームで札幌と対戦。前節は湘南を下し、3戦負けなしとした。守備の安定感が高まる一方、得点力に課題を抱える。6試合ゴールのないディエゴ オリヴェイラに結果が求められる。札幌は横浜FMに敗れ、5連敗となった。2試合連続でゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。
Ｃ大阪はホームに鳥栖を迎える。前節は磐田と引き分け、5試合負けなしとした。ゴール量産中のレオ セアラに今節もかかる期待は大きい。鳥栖は京都を下し、連敗を3で食い止めた。2ゴールで勝利の立役者となったマルセロ ヒアンが今節も結果を残せるか。
福岡はホームで横浜FMと対戦。前節は町田と引き分け連勝が3で止まったものの、4戦負けなしとしている。4試合でわずか1失点と堅守が蘇っており、今節も良い守備から良い攻撃を生み出していきたい。一方の横浜FMは札幌を下し、2連勝を達成した。ハードスケジュールが続くなか、ここ5試合で6得点を記録するアンデルソン ロペスに大きな期待がかかる。
川崎Ｆはホームに湘南を迎える。前節は新潟と引き分け、2試合勝利がない。それでも終了間際に追いつく粘りを披露した。劇的な同点弾を決めた山田 新が今節も大仕事をやってのけるか。対する湘南はFC東京に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。18位と降格圏に沈むなか、開幕戦で敗れた相手にリベンジを果たし、好転のきっかけを見出したい。
磐田はホームで東京Ｖと対戦。前節はＣ大阪と引き分け、3試合勝利なしとなった。先行しながらも勝ち切れない試合が続いているだけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。東京Ｖは名古屋を1-0で撃破した。3-2で勝利した前回対戦で2ゴールを決めた木村 勇大が今回も結果を残せるか。
名古屋はホームに浦和を迎える。前節は東京Ｖに敗れ、4試合勝利がない。得点力に課題を抱えるなか、永井 謙佑らFW陣に結果が求められる。浦和は鹿島と引き分け、こちらは5試合勝利から遠ざかる。鹿島相手に2ゴールを奪いチームを救った武田 英寿が今節も輝きを放てるか。
京都はホームで柏と対戦。前節は鳥栖に敗れ、4試合ぶりに黒星を喫した。3点を奪われた守備組織を上手く立て直したいところだ。一方の柏は広島に敗れ、4連敗となった。4試合でわずか1得点と決定力不足に苦しむなか、7試合ゴールから遠ざかるマテウス サヴィオに結果が求められる。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vsＧ大阪
FC東京vs札幌
川崎Ｆvs湘南
磐田vs東京Ｖ
名古屋vs浦和
京都vs柏
Ｃ大阪vs鳥栖
神戸vs町田
広島vs新潟
福岡vs横浜FM
