2週間ぶりの開催となる明治安田J1リーグは15日、16日に第18節の10試合が行われる。
首位の町田はアウェイで横浜FMと対戦。前節は新潟に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。水曜日に行われた天皇杯では筑波大に敗れ、怪我人が4人も出るアクシデントに見舞われている。苦しい台所事情のなかでどのような陣容で臨むのか。黒田 剛監督の手腕に注目だ。対する横浜FMは鹿島に敗れ、連勝はならなかった。ここ2試合で4得点を記録するアンデルソン ロペスが今節も結果を残せるか。
2位の鹿島はホームに新潟を迎える。前節は横浜FMを下し、4連勝を達成。勝点で町田に並んでいる。2試合連続3得点と攻撃が機能するなか、エースの鈴木 優磨が今節も力強くチームを牽引するはずだ。新潟は首位の町田を撃破し、連敗を2で食い止めた。鹿島には現在7連敗中と結果を出せていないが、苦手チームを撃破し、今季初の連勝を実現したい。
3位のG大阪はホームで柏と対戦。前節は湘南を下し、3連勝と勢いに乗る。2ゴールで勝利の立役者となった宇佐美 貴史に今節もかかる期待は大きい。柏は福岡に敗れ、2連敗となった。2試合連続でゴールがないなか、アメリカ遠征帰りの細谷 真大に結果が求められる。
4位の神戸は国立で川崎Fと対戦する。前節は浦和と引き分け、3試合勝利がない。3試合でわずか1得点に留まるなか、古巣対戦となる宮代 大聖が結果を残せるか。対する川崎Fは名古屋を下し、4試合ぶりに白星を掴んでいる。ふたつのゴールで勝利に導いた家長 昭博が今節も重要な役割を担うだろう。
5位の広島はホームで東京Vと対戦。前節は磐田を下し、3戦負けなしとした。調子を上げてきたピエロス ソティリウが今節も輝きを放てるか。東京Vは札幌を下し、2連勝を達成した。ともに2ゴールを決めた木村 勇大と染野 唯月の2トップの出来が、勝敗を分かつポイントになりそうだ。
FC東京はホームに磐田を迎える。前節は鳥栖を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。得点力に課題を残すなか、4試合ゴールのないディエゴ オリヴェイラに結果は生まれるか。磐田は広島に敗れ、連勝はならなかった。こちらも得点力不足に苦しむなか、マテウス ペイショットら攻撃陣の奮起が求められる。
名古屋はホームで湘南と対戦。前節は川崎Fに敗れ、2試合勝利なしとなった。キャスパー ユンカーが再び負傷離脱したなか、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。湘南はG大阪に敗れ、2連敗となった。3戦連発のルキアンが好調を維持する一方、複数失点が続く守備組織の修正が求められるだろう。
C大阪vs浦和は勝点25で並ぶ9位と8位の対戦となる。C大阪は前節、京都と引き分け、2試合連続のドローとなった。ホームでは4連勝中と相性の良い浦和相手に、3試合ぶりの勝利を掴めるか。対する浦和は神戸と引き分け、3試合勝利がない。今節は守備の要を担うアレクサンダー ショルツが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
福岡はホームに鳥栖を迎える。前節は柏を下し、今季初の連勝を達成した。2試合連続複数得点と攻撃が機能するなか、出場停止明けのシャハブ ザヘディがチームにさらなる勢いをもたらしたい。一方の鳥栖はFC東京に敗れ、2連敗となった。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
京都vs札幌は勝点11で並ぶ19位と20位の直接対決となる。京都は前節、C大阪と引き分け、7試合勝利から遠ざかる。苦しい戦いが続くなか、ホームでは全勝中(5勝)と好相性の相手を撃破し、復調のきっかけを見出したい。対する札幌は東京Vに敗れ、3連敗となった。3試合で10失点の守備組織の立て直しが何よりも求められるだろう。
■各試合の見どころをチェック
横浜FMvs町田
広島vs東京V
京都vs札幌
C大阪vs浦和
神戸vs川崎F
福岡vs鳥栖
鹿島vs新潟
FC東京vs磐田
名古屋vs湘南
G大阪vs柏