明治安田J3リーグは、5月に12節から14節までが行われた。
天皇杯の開催もあり3試合のみの消化となったが、前月終了時から順位が大きく入れ替わった。
首位を独走する大宮は、13節に松本に敗れ無敗記録が止まったものの、その他の2試合では確実に勝利を収め、首位の座を盤石なものとしている。一方、4月終了時点で2位だった沼津と3位のFC大阪は1分2敗で、それぞれ3位と6位に下降。4位の今治と5位の岐阜は3戦全敗に終わり、順位を大きく下げている。
代わって浮上したのは琉球だ。2勝1分と無敗で乗り切り、7位から2位へとジャンプアップ。同じく2勝1分の金沢と富山も、それぞれ10位から5位、12位から7位へと飛躍した。
5月に最多勝点を稼いだのは福島だ。3戦全勝で9ポイントを上積みし、13位から8位へと大きく順位を上げた。今季より指揮を執る寺田 周平監督の戦術が浸透してきた印象で、U-19日本代表に名を連ねる大関 友翔も好調を維持。さらなる浮上の予感を漂わせている。
下位ではYS横浜、八戸、奈良が2勝を挙げ、復調の気配を示しており、開幕から未勝利が続いていた讃岐も、13節に沼津を下して、ようやく今季初白星を手にした。
一方、宮崎と岩手はともに未勝利に終わり、19位と20位に順位を下げた。最下位に沈んだ岩手は13節終了後に、監督交代を決断。14節のYS横浜戦から神野 卓哉監督の下でリスタートを切っている。初陣は0-1で敗れたものの、6月の反攻に期待がかかる。