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エースが躍動したC大阪が首位に浮上。広島は無敗を維持も、勝ち切れない試合が続く【マンスリーレポート(4月):明治安田J1】

2024年5月1日(水) 17:00

エースが躍動したC大阪が首位に浮上。広島は無敗を維持も、勝ち切れない試合が続く【マンスリーレポート(4月):明治安田J1】

エースが躍動したC大阪が首位に浮上。広島は無敗を維持も、勝ち切れない試合が続く【マンスリーレポート(4月):明治安田J1】
レオ セアラ(C大阪)は4月の5試合すべてでゴールを決める圧巻のパフォーマンスを披露した

明治安田J1リーグは4月に第6節から10節までの5節分が開催された。

10節を終えて首位に立ったのはC大阪だ。開幕から8試合無敗を続けるなど、安定した戦いを披露。とりわけ輝きを放ったのはレオ セアラだ。4月の5試合すべてでゴールを決める圧巻のパフォーマンスを披露した。もっとも9節の名古屋戦で初黒星を喫し、続く横浜FM戦でも勝ち切れなかった。再び勢いを加速させるためにも、5月の戦いが重要となる。

開幕から快進撃を続けていた町田は4月に入ってやや失速。6節の広島戦で初黒星を喫すると、8節の神戸戦、10節の磐田戦にも敗れ、4月は2勝3敗と負け越した。それでも川崎F、FC東京と難敵を撃破するなど、勝負強さも示している。守備の安定感は備わるだけに、大崩れすることはないだろう。

広島は無敗を維持も、3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続く
広島は無敗を維持も、3試合連続ドローと勝ち切れない試合が続く

広島は開幕からの無敗を継続している。町田に初黒星をつけるなど完成度の高さを見せた一方で、8節の福岡戦からは3試合連続ドローと勝ち切れない試合も目立つ。新戦力の大橋 祐紀が好調を維持するだけに、他の攻撃陣にも結果が求められるだろう。

王者の神戸は2勝1分2敗と五分の成績に終わった。痛恨だったのは2連勝と調子を上げてきたなかで迎えた10節の京都戦。押し込みながらも決め手を欠き0-1と敗れた。ここまで2得点に留まる大迫 勇也の復調が浮上のカギを握るだろう。

4月に最多勝ち点を獲得したのは名古屋、FC東京、磐田の3チーム。いずれも3勝1分1敗で10ポイントを上積みした。

開幕3連敗と出遅れた名古屋はシステム変更が奏功し、守備の安定感を取り戻した。首位のC大阪に初黒星を付けるなど、勢いが生まれてきている。

FC東京は5試合で10得点を記録するなど攻撃に迫力が生まれている。10節の新潟戦ではエースのディエゴ オリヴェイラにようやく初ゴールが生まれたのも明るい材料だ。

昇格チームの磐田も健闘している。3連敗で迎えた6節の新潟戦で白星を掴むと、続く京都戦にも快勝。10節には同じ昇格チームの町田も撃破した。ジャーメイン 良がゴールを量産し、新戦力のマテウス ペイショットにも結果が生まれている。現在は12位に留まるが、さらなる浮上も見えてきた。

もう一つの昇格チームである東京Vは6節の湘南戦で16年ぶりのJ1勝利を手にしたが、以降は4試合連続のドロー。4月は負けなしで乗り切ったが、勝ち切れない試合が続いている。リードを守り切れない試合が目立つだけに、先行逃げ切りパターンを確立したいところだ。

下位に目を向けると、苦戦が続いていた札幌に復調の気配が見えた一方で、川崎Fと湘南は未勝利に終わった。とりわけ川崎Fは6節から4試合連続で無得点に終わるなど、攻撃力が売りのチームにとって事態は深刻だ。それでも10節の広島戦では勝ち切れなかったものの、2ゴールを奪取した。この試合をきっかけに好転なるか。5月の巻き返しに期待がかかる。

明治安田J1リーグ結果(4月)

 

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