明治安田J1リーグは27日と28日に第10節の10試合が行われる。
首位の座を奪還した町田はアウェイで磐田と対戦。前節はFC東京に2-1で競り勝った。ともにゴールを決めたナ サンホとオ セフンの韓国2トップが今節も重要な役割を担うだろう。対する磐田は福岡と引き分け、2試合勝利がない。得点を量産するジャーメイン 良がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
2位のC大阪はホームに横浜FMを迎える。前節は名古屋に敗れ、今季初黒星を喫した。巻き返しを期す今節はホームで10試合負けがない得意とする相手との対戦となる。4戦連発のレオ セアラが古巣相手にも結果を残せるか。対する横浜FMは水曜日にACLの激戦をこなし、この試合に臨む。アジアの決勝に進出した勢いを持ち込み、リーグ戦でも上位浮上を狙う。
3位の広島はホームで川崎Fと対戦。前節は札幌と引き分け無敗を維持したものの、勝ち切れない試合も目立つ。水曜日のルヴァンカップで今季初出場を果たしたマルコス ジュニオールがチームにさらなる勢いをもたらせるか。川崎Fは前節、東京Vと引き分け、4試合勝利から遠ざかる。この間、ひとつもゴールを奪えておらず、攻撃陣の奮起が求められる。
2連勝で4位の神戸はホームに京都を迎える。前節は湘南に1-0で競り勝った。2戦連発と調子を上げてきた武藤 嘉紀に今節もかかる期待は大きい。京都は新潟に敗れ、3連敗。6戦未勝利で19位に沈んでいる。水曜日に行われたルヴァンカップでも長野に敗れ、苦しい状況に陥っている。リーグ戦では4試合連続でゴールが奪えておらず、攻撃面のテコ入れを図りたいところだ。
5位に浮上した名古屋は浦和の本拠地に乗り込む。前節は2-1でC大阪に今季初黒星を付けている。6戦負けなしと安定した戦いを続けるなか、決勝点を挙げた永井 謙佑が今節も結果を残せるか。浦和はG大阪に敗れ、2連敗と調子を落としている。2試合連続無得点と決定力に課題を抱えるなか、ルヴァンカップの鳥取戦で2ゴールを決めた中島 翔哉がチームに勢いをもたらしたい。
G大阪はホームで鹿島と対戦。前節は浦和を下し2連勝としたが、ルヴァンカップでは琉球に金星を献上してしまった。リーグ戦で2戦連発中の坂本 一彩が3連勝実現のカギを握るだろう。対する鹿島は鳥栖に敗れ、連勝はならず。4点を奪われた守備の修正が重要なテーマとなる。
新潟はホームにFC東京を迎える。前節は京都を下し、6試合ぶりに白星を掴んだ。FC東京は8試合連続で勝利がない苦手とする相手だが、持ち前のポゼッションスタイルで久しぶりの勝利を目指す。FC東京は町田に敗れ、2試合勝利がない。2試合連続複数失点の守備の修正を図れるか。
東京Vはホームで福岡と対戦。前節は川崎Fと引き分け、6試合負けなしとしたが、うち5つが引き分けと、勝ち切れない試合が続く。6試合ゴールから遠ざかる木村 勇大に結果が求められる。福岡は磐田と引き分け、4戦負けなしとした。こちらも勝ち切れない試合が目立つなか、ここ5試合で5得点と絶好調のシャハブ ザヘディがチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。
柏はホームに鳥栖を迎える。先週の試合はなく、2週間ぶりのリーグ戦となる。直近のリーグ戦では浦和を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。2戦連発中の木下 康介に今節も大きな期待がかかる。鳥栖は鹿島を下し、7試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となったマルセロ ヒアンが今節も結果を残せるか。
札幌vs湘南は20位と18位の対戦となる。札幌は前節、広島と引き分け、3戦負けなしとした。守備の安定感が備わりつつあるだけに、求められるのは得点力。今季初ゴールを決めたスパチョークが再び結果を残せるか。湘南は神戸に敗れ、7試合勝利から遠ざかる。ルヴァンカップでも秋田に競り負け、苦境に陥っている。今季は一度もないクリーンシートを達成し、2節以来の2勝目を狙う。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs湘南
新潟vsFC東京
磐田vs町田
神戸vs京都
C大阪vs横浜FM
東京Vvs福岡
広島vs川崎F
浦和vs名古屋
柏vs鳥栖
G大阪vs鹿島