明治安田Ｊ２リーグは20日と21日に第11節の10試合が開催される。
首位の清水はホームに仙台を迎える。前節はいわきを下し、2連勝を達成。1得点・2アシストで勝利の立役者となった北川 航也に今節も期待がかかる。5位の仙台は山形を2-0で撃破した。ここまでリーグ最少の6失点と堅い守りが光る。今節も強度の高い守備を保ち、首位チーム撃破を狙う。
長崎vs横浜FCは2位と4位の上位対決となる。長崎は前節、徳島を下し、3連勝を達成。水曜日のルヴァンカップでは磐田を撃破した。リーグ戦ではここ3試合で12得点と圧巻の攻撃力を披露する。エジガル ジュニオ、マテウス ジェズス、フアンマ デルガドの強力な外国籍トリオが今節もチームに迫力をもたらすだろう。一方の横浜FCは藤枝を下し、3戦負けなしとしている。こちらも3試合で7得点と攻撃が機能する。アシストを連発する福森 晃斗の左足に注目だ。
3位の岡山はホームで熊本と対戦。前節は秋田と引き分け、4試合勝利なしとなった。5試合ゴールから遠ざかるグレイソンに結果が求められる。熊本は甲府と引き分け、2試合勝利がない。初ゴールを決めた18歳の道脇 豊が再び結果を残せるか。
6位に浮上した山口は、ホームに水戸を迎える。前節は群馬を4-0で撃破した。2ゴールで勝利の立役者となった河野 孝汰が今節も輝きを放てるか。水戸は栃木と引き分け、5試合連続のドロー。9戦未勝利と苦戦が続く。それでも前節は今季初の複数得点を記録。加入後初ゴールを決めた黒川 淳史が悪い流れを断ち切る活躍を見せたい。
甲府はホームで群馬と対戦。前節は熊本と引き分け、2試合勝利なしとなった。失点が目立つ後半の試合運びがカギを握るだろう。群馬は山口に敗れ、3試合勝利がない。4失点を喫した守備の修正もさることながら、3試合連続無得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。
山形はホームに愛媛を迎える。前節は仙台に0-2で敗れた。ボール支配で上回りながらも決め手を欠いただけに、崩しの場面の質向上が求められるだろう。愛媛は鹿児島と引き分け4戦負けなしとしたが、ここ2試合は勝ち切れていない。ともに終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。
千葉はホームで秋田と対戦。前節は大分と引き分け、3連勝はならなかった。小森 飛絢が変わらず好調を維持する一方、FW起用が続く横山 暁之にもゴールが生まれるか。秋田は岡山と引き分け、4戦負けなしとしている。堅い守りが備わるだけに、リーグトップの得点力を誇る千葉の攻撃をいかに食い止められるかが、この試合の焦点となるだろう。
大分はホームにいわきを迎える。前節は千葉と引き分け、2試合勝利なしとなった。早い時間帯での失点が続くだけに、試合の入りに注意を払いたい。いわきは清水に敗れ、こちらも2試合勝利がない。西川 潤が好調を維持するだけに、複数失点が続く守備組織を上手く立て直せるか。
鹿児島はホームで栃木と対戦。前節は愛媛と引き分け、6試合勝利から遠ざかる。それでも前節は数的不利に陥りながらも2点のビハインドを追いつく粘りを披露した。その勢いを今節にも持ち込み、7試合ぶりの勝点3を狙う。栃木は水戸と引き分け、こちらは4試合勝利がない。2ゴールを決めた南野 遥海が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。
藤枝vs徳島は18位と20位の対戦となる。藤枝は前節、横浜FCに敗れ、4戦未勝利となった。4試合でわずか1得点しか奪えておらず、攻撃陣の奮起が求められる。対する徳島は長崎に敗れ、6試合勝利から遠ざかる。6点を奪われた守備の修正が急務となる。
■各試合の見どころをチェック
山形vs愛媛
甲府vs群馬
清水vs仙台
藤枝vs徳島
岡山vs熊本
千葉vs秋田
山口vs水戸
長崎vs横浜FC
大分vsいわき
鹿児島vs栃木
