明治安田生命J1リーグは3日に今季の最終節が行われる。
前節、優勝を決めた神戸はアウェイでG大阪と対戦。現在2連勝中で6試合負けなしを続けている。ここまで22ゴールを挙げて得点ランクのトップに立つ大迫 勇也がこのまま得点王のタイトルを獲得できるか。そのパフォーマンスに注目が集まる。対するG大阪は広島に敗れ、6連敗。9戦未勝利と苦戦が続く。9試合でわずか4得点の攻撃陣の奮起が求められる。
連覇を逃した横浜FMはアウェイで京都と対戦。前節は新潟と引き分け、連勝が3でストップした。大迫を1得点差で追いかけるアンデルソン ロペスが逆転での得点王を狙う。京都はC大阪を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。今季限りでの退団が決まっているパトリックが意地を見せたいところだ。
3位に浮上した広島は福岡の本拠地に乗り込む。前節はG大阪を下し、5試合負けなしとしている。3位を維持できれば2024-25シーズンのACL2の出場権が手に入る可能性があるだけに、士気高くこの試合に臨むだろう。好調を維持する満田 誠と加藤 陸次樹にかかる期待は大きい。福岡は浦和を下し、6位に順位を上げている。2ゴールで勝利の立役者となった紺野 和也が再び結果を残せるか。
浦和はアウェイで札幌と対戦。前節は福岡に敗れ、2連敗。3戦未勝利で4位に順位を下げている。今季限りでの引退を表明したホセ カンテが有終の美を飾れるか。一方の札幌はFC東京を下し、3戦負けなしとした。こちらは26年間の現役生活に幕を閉じる小野 伸二に注目が集まる。プロデビューを果たした古巣相手にいかなるパフォーマンスを見せるのか。そのラストダンスを見逃すことはできない。
残留争いに目を向けると、最下位の横浜FCは鹿島の本拠地に乗り込む。今節勝利を収め、17位の柏が敗れれば勝点で並ぶことになるものの、得失点差に大きく開きがあるため、残留は厳しい情勢となっている。それでも可能性ある限り、最後までゴールを目指して戦い抜くだろう。立ち上がりからアグレッシブ姿勢を示し、奇跡を起こせるか。鹿島は川崎Fに敗れ、6戦未勝利となった。得点力不足を露呈する攻撃陣にテコ入れを図りたい。
柏はアウェイで名古屋と対戦。前節は鳥栖と引き分け、4試合勝利なし。今節敗れても残留を果たせる可能性は高いものの、勝利で残留を決めたいところだろう。2戦連発中の細谷 真大にかかる期待は大きい。名古屋は神戸に敗れ、2連敗となった。こちらは直近6試合で4得点と好調のキャスパー ユンカーのパフォーマンスに注目だ。
湘南はホームにFC東京を迎える。前節は横浜FCとのサバイバルマッチをモノにし、残留を決めている。5戦負けなしと好調を維持するなか、ホームでの最終戦で地元サポーターと喜びを分かち合えるか。FC東京は札幌に敗れ、4戦未勝利となった。3失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。
新潟はホームでC大阪と対戦。前節は横浜FMと引き分け、8戦負けなしとした。3試合連続クリーンシートの守備を軸に、今節も安定した試合運びを見せるだろう。一方のC大阪は京都に敗れ、2連敗となった。ここ7試合でわずか1得点の決定力不足は深刻だ。前節、長期離脱から復帰を果たした清武 弘嗣が救世主となれるか。
鳥栖はホームに川崎Fを迎える。前節は柏と引き分け、4戦未勝利となった。得点数を二桁の大台に乗せた長沼 洋一がチームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。川崎Fは鹿島を下し、4戦負けなしとしている。ここ4試合で11得点と好調の攻撃陣が今節も爆発するか。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs浦和
鹿島vs横浜FC
湘南vsFC東京
新潟vsC大阪
名古屋vs柏
京都vs横浜FM
G大阪vs神戸
福岡vs広島
鳥栖vs川崎F