TBSのサッカー新番組『KICK OFF ! J（キックオフ！ジャパン）』 （毎週日曜深夜24時58分～）が、10月15日（日）にスタートする。関東のＪ１～Ｊ３クラブを中心に、明治安田生命Ｊリーグの試合ハイライトやリーグ・クラブ情報のみならず、日本代表や高校女子サッカーなど、サッカーに関する様々な情報を展開し、これまでにない“見方”“楽しみ方”“発見”を視聴者にお届けする同番組。初回放送を前にMCを務める齋藤慎太郎アナウンサーと御手洗菜々アナウンサーが、新番組にかける意気込みを語ってくれた。
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https://www.jleague.jp/news/article/26206/
――新番組のMCが決定した感想を聞かせてください。
齋藤慎太郎アナウンサー（以下、齋藤） まずTBSでサッカー番組が始まるって聞いて、すごく嬉しくて、誰がメインでやるんだろうなとワクワクしていたら、あなたがMCですって言われて、「私ですか？」みたいな（笑）。TBSのサッカー番組と言えば長年、加藤浩次さんが「スーパーサッカー」をやられてきたなかで、私で大丈夫かなって思ったのが、最初の感想です。
――いずれはサッカー番組をやりたいという想いをずっと持たれていたそうですね。
齋藤 そうですね。ただサッカー番組をやりたいとは言っていたんですけど、別にそれはアシスタントでもよかったんですよ。それがまさか、私がMCと言われたので、本当に驚きました。
――一方、御手洗アナウンサーはこれまでサッカーに馴染みがなかったそうですね。
御手洗菜々アナウンサー（以下、御手洗） まったくなかったので、この番組のお話をいただいた時に、私も同じなんですけど、「私ですか？」っていうのが最初に出た言葉でした。
――スタジアムで観戦した経験は？
齋藤 先日、等々力で開催された多摩川クラシコを一緒に観に行きましたよ。そこで初めてサッカーに触れたんだよね？
御手洗 はい。
――どんな感想を持ちましたか。
御手洗 そもそもスポーツの試合を観に行ったことがなかったんですが、サポーターの方たちの熱気が本当にすごくて、驚きましたね。選手と一緒に戦っている姿が印象的でしたし、試合自体もテレビで見るのとは違う迫力がありました。やっぱりスポーツには直接見ないと分からない、触れないと分からない魅力があると思うので そういった部分を番組を通して伝えていけたらと思います。
――サッカーの勉強はしているんですか？
御手洗 選手名鑑を買いました。
齋藤 それこそ等々力に行った時も、選手名鑑と初心者向けのサッカー観戦ガイドを持ってきていたよね。
御手洗 はい。しっかり、勉強しています。
――スタジアムグルメも堪能されましたか。
御手洗 めちゃくちゃ興味があります（笑）。
齋藤 スタグルもいいですよね。この間、日産スタジアムに行ってスタグルを食べたんですけど、こんなにレベルが高いのかとびっくりしました。スタグルを食べるためにスタジアムに行ってもいいくらいだなって。
――そこをきっかけにサッカーに興味を持つ人もいますからね。
齋藤 そうなんです。きっかけはなんでもいいんですよ。スタジアムって、非日常の空間だと思うんです。私も久しぶりに足を運ぶと、その雰囲気に圧倒させられます。だから多くの人にその魅力を知ってもらいたいですし、テレビだからこそ幅広い人たちにそれを伝えられると思っています。皆さんに非日常を味わってもらって、サッカーにどっぷり浸かってもらう。そのきっかけ作りをしたいなと思っています。
――ところで齋藤さんは横浜Ｆ・マリノスユース出身だそうですが、同期にはどんな選手がいますか。
齋藤 ドイツ2部のアイントラハト・ブラウンシュヴァイクに所属する遠藤渓太選手、ＦＣ大阪の小松駿太選手、いわてグルージャ盛岡の和田昌士選手です。
――東京五輪世代ですね。
齋藤 そうです。東京五輪メンバーでは、三笘薫選手と板倉滉選手が、国体の神奈川県選抜でチームメイトでした。
――2人の当時の印象は？
齋藤 選抜チームなので、自然とマリノス組とフロンターレ組に分かれてしまうんですけど、板倉選手とはセンターバックでコンビを組んでいたこともあってよく話しましたね。学年的にはひとつ上なんですけど、本当に気さくで、優しかったですよ。私が隣でバタバタしていると、「俺がヘディング行くわ」とか言ってくれたり、いろいろとサポートしてもらいました。私は基本的に板倉選手のカバーだけでよかったので、すごく楽にプレーさせてもらっていました（笑）。
――新番組では当時の人脈も生かされそうですね。
齋藤 そうですね。それこそ、もう1年くらい前になりますけど、 三笘選手をフラッシュインタビューする機会があって、それがスタジアムのビジョンに流れた時は、感動的ではありましたね。ただ、三笘選手はクールな感じなので、私が話を聞きに行っても顔色ひとつ変えず、「お前、誰？」くらいのテンションなんですよ（笑）。逆に板倉選手はフレンドリーに喋ってくれます。一度ドイツに取材に行った時には一緒に食事する機会もありましたし、いろんな話をしてくれますね。
――御手洗さんも今後は選手にインタビューする機会もあるかと思います。
御手洗 一流の選手に取材できるのはすごく光栄なことです。でも、今はまだ現実味が沸かないですね。やっぱり、テレビの中の世界の人という感覚が強いですから。
――先ほど話にも出ましたが、TBSのサッカー番組と言えば「スーパーサッカー」のイメージが強いですが、アナウンサーがMCを務めることで、また違った色が出てきそうですね。
齋藤 そうですね。もちろん加藤さんとは同じようにはできないですし、あのような番組を作ることは私にはできないですけど、御手洗さんと、ゲストで来ていただく解説者の皆さんと一緒に、私たちなりの番組を作っていけたらなと思っています。やっぱり、自分のサッカー経験を、上手く活かしたいという気持ちはあります。まあ、振り返ると私の16年間のサッカー人生はあまり楽しいことはなかったですけど（苦笑）、フルで活かせるいい機会だと思いますので、ポジティブにその16年間を消費していきたいなと思います。
――では最後に視聴者の方に向けて、メッセージをお願いします。
齋藤 サッカーを知っている人、好きな人はもちろん、サッカーをあまり詳しくない人も、 毎週日曜日にＪリーグや日本代表をはじめとするサッカーに触れられる機会がありますので、ぜひご覧ください。単純にサッカーを楽しむ時間にしてもらえたらいいなと思っています。微力ながら一緒に日本サッカーを盛り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
御手洗 サッカーに詳しい視聴者の方にはむしろ私が教えていただきたいですし、私のようにあまりサッカーに触れたことがない方は、私と一緒に学びながら、楽しんでいきましょう。私がこのお話をいただいた時に、「えっ、サッカー分かるの？」って友人も驚いていました。友人もサッカーを知らない子たちが多いんですよね。そんな子たちにこそ、この番組を見てもらって、「サッカーって、めちゃめちゃ面白いね」って思ってもらえる人たちを増やしていきたいです。私自身もこの番組を通じてサッカーを学んでいきたいですし、日本のサッカーを盛り上げていく一員になりたいなと思っています。
