ＪリーグYBCルヴァンカップは10日に準々決勝の第2戦が行われる。
アウェイでの第1戦を1-1で引き分けた鹿島は、ホームに名古屋を迎える。終了間際の失点で追いつかれただけに悔しいゲームとなった。ホームで行われる第2戦ではさらに積極的な戦いを見せるはず。今夏に復帰した柴崎 岳がチームに勝利をもたらせるか。そのパフォーマンスにも注目が集まる。対する名古屋は土壇場で追いついた勢いを、この試合にも持ち込みたいところ。殊勲の同点弾を決めた久保 藤次郎が再び大仕事をやってのけるか。
第1戦を2-3で落とした横浜FMはホームでの一戦で逆転勝利を狙う。一度は勝ち越しながら退場者を出した影響で逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。まずはトータルスコアを振り出しに戻し、勢いよく相手ゴールへと迫りたい。対する札幌はリードを守り抜くよりも、追加点を狙う戦いを見せるだろう。相手の攻勢を凌ぎながら、鋭いカウンターから得点機を窺いたい。
福岡はホームでFC東京と対戦。第1戦は立ち上がりの失点を取り返せずに、0-1で敗れている。逆転を狙う第2戦ではファンの後押しを受け、立ち上がりからアグレッシブな戦いを見せるはずだ。佐藤 凌我が負傷離脱したのは痛手ながら、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。一方のFC東京は第1戦でも機能した3バックを再び採用するか。粘り強く時間を進めながら、アダイウトン、熊田 直紀ら攻撃陣が追加点を狙う。
初戦を1-0でモノにした浦和は、ホームにＧ大阪を迎え撃つ。堅い守りが備わるだけに、1点を守り抜く戦いも可能だろう。もちろん、追加点を奪い、優位な展開に持ち込むのが理想だ。第1戦で決勝点を決めたアレックス シャルクが再び結果を残せるか。対するＧ大阪は押し込みながらも敗れただけに、悔やまれる一戦となった。追いかける第2戦ではボール保持で上回ることが予想されるなか、求められるのは決定力。宇佐美 貴史らアタッカー陣のパフォーマンスがカギを握るだろう。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vs名古屋
横浜FMvs札幌
福岡vsFC東京
浦和vsＧ大阪
