Jリーグは、Jリーグオフィシャルテクノロジーパートナーであり、この度Jリーグ気候アクションパートナーとなったNTTグループと協働で「TH!NK THE BALL PROJECT™」(※1)を開始することをお知らせいたします。
本プロジェクトは、NTTグループの持つテクノロジーを用いて、ファン・サポーターや市民が気候アクションに参加しやすく継続しやすいシステムをつくり、Jクラブと各地域に展開することで、人々の環境に関する日常の行動変容を促し、地域活性化を実現するものです。
まずはファン・サポーターが気候アクションに参加しやすくなるシステムの開発・提供をめざし、9月からファン・サポーター参加型トライアルを開始いたします。
1.プロジェクト概要
プロジェクト名:TH!NK THE BALL PROJECT
プロジェクトロゴ:
ロゴは「サッカーをきっかけに、環境・地域へと関心を高めて、社会・地球へと行動を広げていく」ことを表現
2.背景
Jリーグは、1993年の開幕後、Jクラブの本拠地であるホームタウンを中心に地域と一体となってホームタウン活動を行っており、2018年からは地域の企業や行政といったステークホルダーの皆さまと連携したシャレン!(社会連携)活動を行うことで、地域課題の解決に取り組んできました。また、近年地球規模で影響を及ぼしている気候変動問題に対して真剣に取り組むべく、2023年1月より「社会連携グループ」と「気候アクショングループ」の2つのグループから成る「サステナビリティ部」を新設いたしました。
一方、NTTグループは、所有するアセットを活用した不動産事業やエネルギー事業、各地の企業や自治体等と協業した街づくり事業、地域社会・地域経済への貢献を目的とした農業事業やeスポーツ事業などにより、全国各地で地方創生や地域活性化に取り組んでまいりました。また「まちは住民・市民がつくるもの」という考えから、誰もがまちづくりに参加しやすくなるアプリ「みんなのスマートシティ(以下:みんスマ®)」(注1・※2)の開発を進めてまいりました。
こうした背景を踏まえ、JリーグとNTTは双方の強みを持ちより、気候変動への対応をきっかけとした地域活性化をめざし「TH!NK THE BALL PROJECT」を開始することとしました。
3.検討内容
①システムの開発・提供
ファン・サポーターが、環境配慮につながる行動をとってアプリで記録すると、自分の応援するクラブの活動量として集計され、クラブからお礼の品がもらえるシステムを開発し、スマホアプリとして提供いたします。
開発はJリーグとNTTグループがお互いのアセットも組み合わせながら共同で進めておりますが、特にユーザーインターフェース(スマホアプリ)はNTTデータが所有する市民参加型まちづくりアプリ「みんスマ」を活用します。
開発中のアプリ画面イメージ:
環境配慮につながる行動例:
・スタジアム:環境に良い注2スタジアムグルメを選んで食べた
・スタジアム:試合観戦後にごみ拾いをした
・日常:今日は省エネクッキングができた
・日常:今週は燃えるごみの量を減らせた
②ファン・サポーター参加型トライアルの企画・実施(2023年9月以降)
・実施時期:2023年9月~12月末
・対象クラブ:ベガルタ仙台、横浜F・マリノス、ギラヴァンツ北九州
③Jクラブと各地域への展開(2024年以降)
4.今後の展開
今シーズンのトライアル内容、システム・アプリ概要、ファン・サポーター向けのトライアル参加方法、各クラブの取り組み詳細は、2023年9月頃に公表予定です。
(注1)『みんスマ』はNTTとNTTデータが開発中のアプリです。詳しくはこちらをご覧ください。
(注2)無農薬、有機栽培で育てられた野菜やフェアトレード食品。地場産食材の利用。環境に配慮した食器の利用等
※1「TH!NK THE BALL PROJECT」は日本国内における公益社団法人日本プロサッカーリーグと日本電信電話株式会社の商標(登録申請中)です。
※2「みんなのスマートシティ」「みんスマ」は日本国内における日本電信電話株式会社の登録商標です。