首位の神戸はアウェイで3位の名古屋に挑む。Ｇ大阪とＣ大阪のダービーマッチは宇佐美と香川のエース対決に注目【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第11節】

明治安田生命Ｊ１リーグは3日に第11節の8試合が行われる。6日にACL決勝を控える浦和の試合（vs広島）は5月31日に開催される。

今節の注目は3位の名古屋と首位の神戸の上位対決だ。名古屋は前節、横浜FMと引き分け、7試合負けなしとした。もっともここ2試合は追いつかれての引き分けと、勝ち切れない試合が続いている。隙が生じる後半の試合運びがポイントとなるだろう。対する神戸は湘南を下し、首位の座をキープした。好調を維持する3トップが名古屋の堅守を崩すことができるか。そのパフォーマンスに注目が集まる。

4位の横浜FMはアウェイで鳥栖と対戦。前節は名古屋と引き分け、4戦負けなしとした。相手の守備に手こずりながらも、後半に追いついたのはポジティブな材料だ。存在感を放つ渡辺 皓太と喜田 拓也の2ボランチが、今節もカギを握るだろう。鳥栖は前節の試合がなかったが、直近の試合では京都を下している。1得点・1アシストで勝利の立役者となった小野 裕二に今節もかかる期待は大きい。

福岡vsFC東京は勝点15で並ぶ7位と6位の対戦となる。福岡は前節川崎Ｆに敗れ、3試合勝利なし。この間8失点を喫する守備を立て直したい。FC東京は前節新潟を下し、2連勝と調子を上げている。好調を維持する仲川 輝人が今節も輝きを放てるか。

Ｇ大阪とＣ大阪のダービーマッチも今節の注目カードとなる。Ｇ大阪は前節、鹿島に0-4と完敗を喫した。3試合勝利がないなか、エースの宇佐美 貴史が悪い流れを断ち切る役割を担えるか。一方のＣ大阪は広島に敗れ、3連勝はならなかった。こちらはインサイドハーフとして存在感を放つ香川 真司に注目が集まる。昨季の両者の対戦ではＣ大阪が2勝を挙げているが、果たして今回の大阪ダービーはいかなる決着を見るか。

札幌はホームに鹿島を迎える。前節は横浜FCを4-1で撃破した。2ゴールを決めた浅野 雄也が今節も結果を残せるか。対する鹿島はＧ大阪を下し、2連勝と復調してきた。こちらも2得点を決めた土居 聖真のパフォーマンスがカギを握りそうだ。

京都はホームで川崎Ｆと対戦。前節は柏と引き分け、2試合勝利がない。3戦連発中の豊川 雄太がチームに勝点3をもたらせるか。川崎Ｆは福岡を下し、4試合ぶりに白星を掴んでいる。ここ5試合で3得点と調子を上げてきた宮代 大聖に注目が集まる。

湘南はホームに柏を迎える。前節は神戸に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。今季二度目の無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。柏は京都と引き分け、3試合勝利がない。得点力不足に苦しむなか、状態を上げてきたマテウス サヴィオに大きな期待がかかる。

横浜FCはホームで新潟と対戦。前節は札幌に敗れ、開幕からの未勝利試合はついに10にまで伸びている。失点が減らない状況のなか、守備組織の再構築が求められてきそうだ。新潟はFC東京に敗れ、2連敗となった。伊藤 涼太郎が好調を維持する一方、こちらも複数失点が続く守備の修正を図りたいところだ。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs鹿島
京都vs川崎Ｆ
Ｇ大阪vsＣ大阪
名古屋vs神戸
福岡vsFC東京
鳥栖vs横浜FM
湘南vs柏
横浜FCvs新潟