2023年2月11日(土) 14:00
白熱の一戦は両者譲らず2-2決着 Jリーグユースチームは連勝逃すも無敗を維持【サマリー:NEXT GENERATION MATCH】
2023年2月11日、横浜FMユースと日本高校サッカー選抜による「2023 NEXT GENERTIONS MATCH」が国立競技場で行われ、2-2の引き分けに終わった。
2020年大会から日本高校サッカー選抜とJ1リーグ優勝チームの下部組織の対戦となったこの大会。日頃の練習量の違いからか、ここまでは後者が3連勝を遂げていたが、今年の前半は様相が違った。白いシャツを着た日本高校サッカー選抜が後方から丁寧に組み立てて主導権を握り、高い位置では積極的に仕掛けていく。すると早々の前半5分、ペナルティエリア内でパスを受けた小湊 絆が、狭いエリアで相手をかわして左足でシュートを流し込み、日本高校サッカー選抜が先制した。
その後も日本高校サッカー選抜のペースで試合は進んでいったが、徐々に横浜FMユースも見せ場を作り始め、前半37分にエルシャターブ ブライト海がGKからの繋ぎをインターセプト。そこから前に繋ぎ、フリーの望月 耕平が豪快に決めてスコアは同点となった。
1-1で迎えたハーフタイムに、横浜FMユースは監督から叱咤され、全員で話し合ったという。後半が始まると、序盤は日本高校サッカー選抜がボールを保持したものの、次の得点はハーフタイムに修正点を確認し合った横浜FMユースが手にする。後半20分、右からのファーサイドへのクロスに、上西 遥喜が頭で合わせてネットを揺らした。
逆転された日本高校サッカー選抜も反撃に転じ、後半30分には塩貝 健人が相手ペナルティエリア内で惜しいシーンを作る。さらにアディショナルタイム1分には、左からのクロスを野頼 駿介が折り返し、塩貝 健人が詰めて土壇場に同点とした。
快晴の国立競技場で日本サッカー界の未来を背負うべき若者たちが全力を尽くし、見どころの多いドロー決着となった。Jリーグ優勝クラブのユースチームは、4連勝を逃したが、現行のフォーマットになってから無敗を維持している。
■試合データ
横浜FMユースvs日本高校サッカー選抜