ベガルタ仙台は22日、MF富田 晋伍が2022シーズンをもって現役を引退することを発表しました。
富田は2005年に東京ヴェルディユースより仙台に加入。以来、18年に渡って仙台一筋でプレーしました。
18年間の現役生活では、J1リーグ通算322試合・4得点、J2リーグ通算116試合・1得点を記録しました。
クラブを通じて富田は、次のようにコメントしています。
「今シーズン限りで現役を退く決断をしました。まずはJ1復帰という目標を達成出来なかったこと、個人としてもチームの力になれなかったことを大変申し訳なく思っています。なんとなくボールを蹴りはじめ、いつしかサッカーが大好きになり、サッカーしかしてこなかった自分が今日までプレーできたのはチームメート、指導者をはじめとする沢山の方々の支えや指導のおかげです。この場を借りて、感謝申し上げます。また、いい時も悪い時もクラブを支え、後押ししてくれたファン、サポーターのみなさまの応援があったからこそ、ここまで走り続けられました。みなさまの応援、声で選手たちはどんなに疲労していてもあと一歩足を出すことができます。これからJ2優勝、J1昇格に向けて戦うチームにも変わらないサポートをよろしくお願いいたします。そして、サッカーを始めてから何不自由なくサポートし続けてくれた両親、いつも横にいて支えてくれた妻、どんな状況でも家に帰れば私を笑顔にしてくれた子どもたちにも改めて感謝の気持ちを伝えさせてください。本当にありがとう。
ベガルタ仙台に拾ってもらう形で加入した時は、自分がここまで1つのクラブでプレーするとは全く想像もしていませんでした。歳を重ねる毎にクラブへの愛着も増し、また東日本大震災という大きな出来事もあり、地域に対する思いも強くなりました。この18年間でクラブ、地域にタイトルなど自分が大きなものを残せたとは思っていません。ただ何かファン、サポーターや地域のみなさまに自分のプレーする姿から少しでも何かを感じていただけていたら、プロサッカー選手としての役割は少し果たせたのかなと思います。これから、立場は変わりますが地域連携活動を通して、サッカーやベガルタ仙台の魅力をひとりでも多くの方に伝え、クラブの更なる発展に貢献してまいります。18年間多大なるご支援、ご声援ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」
なお、今後は株式会社ベガルタ仙台 地域連携課のスタッフに就任する予定となっています。