※本リポートは、2022年11月28日に定期開催を終了したNPB・Jリーグ新型コロナウイルス対策連絡会議の会見リポートです
一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の68回目が、11月28日をもって定期開催を終了した。
JリーグはNPBとともに2020シーズンから3シーズン分のコロナ対応を総括としてまとめ報告した。
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2020年3月から2週間に1回のペースで68回にわたって開かれた会議の締めくくりとして、Jリーグの野々村 芳和チェアマンは「専門家チーム、地域アドバイザー、科学アドバイザーの皆さまは、この3年間、スポーツを守るというところで大きな貢献をしていただいたと思っています。ここで蓄えたいろんなものを、ここからどう生かしていくかがより重要になってきます。スポーツを救っていただいた皆さんの努力を生かしていけるように、スポーツを通じて日本を元気にする、という部分を改めて進めていきたいと感じています」と話した。
会議が終了することについては、「3年間でいろいろ蓄積できて、学べたことも多くあります。日本のコロナに対する方針の中でどう動いていくかということに関しては、一定レベルで(私たちプロスポーツ関係者も広く知見を得られ)大丈夫というのはあります。先生方の協力を得ながら力をつけていくことができているので、いったんここで終了する形になりました」と説明した。
専門家グループの賀来 満夫氏は、「私たちも医療の現場で感染症対策は行っていましたが、大規模なスポーツイベントでの感染対策は本当に手探りの状態でした。そのなかで専門家グループの意見に対し、コミッショナー、チェアマン、事務局、そして多くの球団、チームの皆様方が一緒にディスカッションしながら進めてこられたのは本当に大きかったと思います」と、この2年10か月を振り返った。
また今後については「まだコロナは終わっていない状況でもあります。この3年間でいろんなことが分かり、マネジメントできるようになってきていますが、まだまだ困難なことがあるかもしれない。このご縁を大切に、何かあったらいつでもご支援させていただけるような体制を今後もとっていきたいと思っています」と話した。