2022年11月28日(月) 10:50
森保 一監督「最後に我々が仕留めることができれば良かったですが、残念ながら相手がチャンスをものにした」【FIFAワールドカップカタール2022 GS 第2節 日本vsコスタリカ】
日本代表は現地時間27日、FIFAワールドカップカタール2022 グループE第2節でコスタリカと対戦し、0-1で敗戦を喫した。
以下、試合後の森保 一監督のコメント。
ーー試合を支配したが、次のラウンドに進むチャンスを生かせなかったのでは?
試合内容については、相手に点を与えず、そして我々が攻撃に転じていくという風に、悪くない流れであったと思いますし、前半はなかなかいい形を作れませんでしたが、後半はボールを握りながらゲームをコントロールして、最後に我々が仕留めることができれば良かったですが、残念ながら相手がチャンスをものにしたというところだと思います。負けてしまったことで、結果はもちろん残念ですが、選手たちがゲームの入りと試合の流れでシステム変更等々にしっかり対応してくれて、勝つ確率を上げられる戦いをしてくれたと思いますので、スペインは非常に強豪ですけど、もともと3戦を通してグループステージ突破だと思っていましたし、また次に向けて勝つための準備をしっかりしていきたいなと思います。
ーードイツを倒したが、スペインも倒せると考えるか?
ドイツに勝ったからスペインに勝つというわけではないですが、両国ともワールドカップの優勝経験のある国で、そこに関してはリスペクトすることはありますが、我々はドイツにも勝てましたし、スペインにも、非常に難しい戦い、苦しい戦いになると思いますが、勝つチャンスは十分あるなと思っています。いい準備をして、自信を持って、戦いに臨みたいと思います。
ーー今日のターンオーバーに関してはこれまでの積み重ねから手応えを感じていたからだと思うが、うまくいかなかった理由は?
ターンオーバーに関しては全く後悔していませんし、結果がダメだったから、やったことがダメだったということに第三者は見られると思いますが、ドイツとの戦い、そして今日のコスタリカとの戦いは非常にインテンシティの高い戦いで、またもう一度スペインと激しく厳しくインテンシティの高い戦いをする中で、我々が勝つ確率を上げられるようにということで選択したことなので、結果的にトライしたことについては、私自身が日本が勝つために必要だったと思ってやりました。実際、その機能はどうだったかは皆さんに評価していただければと思います。
ーー2試合続けて今日も前半の出来が良くなかった点は?
日本とドイツ、日本とコスタリカの力関係を想像した時に、我々が攻めて、相手を上回って圧倒して戦えるかといえば、そうではないと思います。前半、逆に皆さんに質問したいですが、コスタリカが良かったというと、そうではなかったと思いますし、両方ともゲームをコントロールできない試合の流れだったと思っています。そういった意味では、スタートの部分で両者フレッシュな状態の中、局面で難しい戦いをする中で、クオリティが少し足りないというところが、日本にもコスタリカにも言えていた試合の展開だったかなと思います。
ただし、我々がこれから世界の舞台で勝っていくためにやらなくてはいけないことは皆さんがおっしゃられる通り、前半からゲームをコントロールして、クオリティを発揮して戦えるというところ、ここを現時点で日本のサッカーのレベルをさらに上げていかなくてはいけないかなと思っています。
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