明治安田生命J1リーグは5日に今季の最終節が行われ、神戸を下した横浜FMが優勝を成し遂げた。また、札幌に敗れた清水のJ2降格が決定した。
勝てば優勝が決まる横浜FMは、アウェイで神戸と対戦。26分にエウベルのゴールで先制すると、前半終了間際に同点とされるも、53分に西村 拓真が勝ち越しゴールを奪取。さらに73分には途中出場の仲川 輝人がダメを押し、3-1と快勝。勝点を68に伸ばした横浜FMは追いすがる川崎Fを振り切り、3年ぶり5度目となるJ1王者に輝いている。
アウェイでFC東京と対戦した川崎Fは19分に脇坂 泰斗のゴールで先制すると、47分に追いつかれるも61分にマルシーニョが勝ち越しゴールを奪取。74分に再度同点とされたがその1分後にオウンゴールを誘発。3-2と撃ち合いを制したものの、一歩及ばず3連覇の夢は叶わなかった。
熾烈を極める残留争いは、15位のG大阪、16位の京都、17位の清水に自動降格の可能性があった。アウェイで鹿島と対戦したG大阪は、最後まで粘り強い守備を保ち、スコアレスドローで終了。磐田と対戦した京都も0-0と引き分け、勝点1を確保した。
一方、アウェイで札幌と対戦した清水は、2-2で迎えた78分にホナウドのゴールで勝ち越したものの、86分に追いつかれると後半アディショナルタイムにも失点し、3-4と敗戦。この結果、勝点を伸ばせなかった清水が17位となり、すでに最下位が確定している磐田とともに、静岡県勢の2チームの降格が決定している。G大阪は15位をキープし、残留を確定。16位の京都がプレーオフに回ることとなった。
湘南は町野 修斗と瀬川 祐輔のゴールで2-1と柏を下し、12位に浮上。福岡は1点ビハインドで迎えた60分にフアンマ デルガドのゴールで追いつき、1-1で浦和と引き分けた。
ホームに広島を迎えた鳥栖は、2点を追いかける57分に宮代 大聖が1点を返すと、60分にファン ソッコのゴールで追いつき、2-2で引き分けた。鳥栖は11位で今季を終了。広島は3位をキープし、来季のACL出場の可能性を残している。名古屋は終了間際の90+7分に相馬 勇紀が値千金の決勝ゴールをマークし、1-0でC大阪に勝利した。
■試合データ
札幌vs清水
鹿島vsG大阪
浦和vs福岡
柏vs湘南
FC東京vs川崎F
磐田vs京都
C大阪vs名古屋
神戸vs横浜FM
鳥栖vs広島