2022年9月27日
クラブライセンス判定結果発表およびメディア説明会 発言録
2022年9月27日(火)17:30~
JFAハウス4F会議室およびZoomにて実施
登壇:クラブライセンス事務局 大城 亨太 クラブライセンスマネージャー
〔司会より説明〕
2023シーズン J1クラブライセンス判定結果について公表いたします。なお、2023シーズンからAFCクラブライセンス=J1クラブライセンスのみとし、交付判定はFIBが行っています。また、J2およびJ3クラブライセンスは国内ライセンス制度として理事会により別途判定を行うこととしていますので、皆様ご承知おきください。
〔大城マネージャーからの概要説明〕
【主なトピックス】
(1)本年度より、AFCクラブライセンス=J1クラブライセンスのみとし、J2およびJ3クラブライセンスは国内ライセンス制度として運用
※J1クラブライセンスのみFIBによる判定
※J2・J3クラブライセンスは理事会による判定(AFC基準を充足していない)
昨年度までJ1、J2クラブライセンスをAFCクラブライセンスとして運用していましたが、今年からJ2ライセンスを少し切り離しまして、AFCライセンスはJ1ライセンスとしてのみ運用して、J2、J3ライセンスは国内のライセンスとして運用することにいたしました。そのため、この発表についてもJ1ライセンスのみとなっています。
(2)46クラブにJ1クラブライセンスを交付昨年度から1クラブが新たに取得(岩手)
(3)金沢、広島、長崎で新たなフットボールスタジアムの建設工事が着工し、いずれのクラブもB等級基準未充足の制裁対象外
【クラブライセンス交付第一審機関(FIB)決定による2023シーズンに関するJリーグクラブライセンス判定の概要】
1.Jリーグクラブライセンス制度の概要
1-1.今回の決定で交付されるクラブライセンス
クラブライセンスは3種類。そのうち、J1クラブライセンスはクラブライセンス交付第一審機関(FIB)によって判定が行われる。今回交付されるクラブライセンスはJ1クラブライセンスのみとなり、J1クラブライセンス基準のうち「A等級」に指定されている基準を全て充足していると判定されれば交付となる。
◆J1クラブライセンスが不交付となった場合は、J2クラブライセンスまたはJ3クラブライセンスの判定がJリーグ理事会にて行われる
◆2023-24シーズンのACLに出場するためのAFCクラブライセンスは、2023年5月に別途判定会議を開催する予定
ACLの日程変更に伴い、2023-24シーズンのACLに出場するためのAFCクラブライセンスは、AFCからの指示で、2023年5月に改めて判定会議を行うこととなっています。そのため、今回J1ライセンスが交付されたクラブは、次のACLへの参加資格を得たわけではありません。改めて5月に判定を行う形になっています。
1-2.決定を行う機関
FIBと上層機関のABの2つが整備されています。
(1)クラブライセンス交付第一審機関(FIB)
◆クラブから提出された申請書類に基づき、J1クラブライセンスの審査および決定を行うJリーグとは独立した第三者機関
◆構成員は10名(弁護士5名、公認会計士4名、有識者1名)
◆FIB10名のうち9名を3班に分け、各班で15~16クラブずつを担当し、審査および判定を実施
最後に1名を総議長として全員で判定確認を行い、FIB判定が最終決定
クラブ数が多いこともあり、判定会議においては3班に分けた形で判定会議を行って、最後に全体の会議ということで、10名で集まり、判定を確認する運用を行っています。
(2)クラブライセンス交付上訴機関(AB)
◆上訴権者がFIBの決定に対して不服があり上訴を行った場合に、FIBの決定について審査を行い、FIBの決定を支持するまたは新たな決定を行う機関
◆FIB同様にJリーグとは独立した第三者機関
◆構成員は5名(弁護士3名、公認会計士2名)
◆クラブが上訴を行える(上訴権者となる)のは以下のいずれかの場合
・クラブライセンスの交付拒絶の決定を受けた場合
・制裁付きでクラブライセンスの交付を受けた場合
・クラブライセンスの取消しの決定を受けた場合
1-3.J1クラブライセンス制度に関する組織構成
制度として、AFCライセンスについてはJリーグから完全に切り離された第三者機関で審査するということになっています。Jリーグの組織の外側にFIBとABが設置されている形になります。審査員の任命に関しては理事会が行いますが、審査員の判断に関しては、チェアマンであっても不服を申し立てられない制度になっています。
1-4.決定までの主なスケジュール
【2021年】12月31日~3月31日
:クラブが2021年度決算着地見込および2022年度予算を提出[決算日期限]
【2022年】1月31日
:クラブライセンス事務局がクラブに対し、2023シーズンのクラブライセンス申請要領通知
3月31日~6月30日:クラブが2021年度の決算書・税務申告書など財務関係書類を提出[決算日から90日以内]
6月30日:クラブライセンス申請書類すべての提出期限
例年通りですが、クラブの財務情報が出てくる1月位から、コアプロセスと呼んでいるスケジュールがスタートしまして、段階的に色々ありますが、6月末が申請書類の提出期限となっております。9月に判定会議を行いまして、本日この内容を発表させていただいている形となります。
2.判定結果、制裁および特記事項など
2-1.J1クラブライセンス判定結果
46クラブにJ1ライセンスが交付される形となりました。岩手が新たに取得しており、施設基準の例外適用を申請したクラブは、岩手、秋田、水戸、鹿児島、琉球の5クラブです。
2-2.B等級基準の未充足による制裁①
(1)B等級基準とは
J1クラブライセンス交付規則では、内容の重要性に応じて、基準をA・B・Cの3つの等級に区分している。
◆A等級の基準を充足していない場合には、クラブライセンスは交付されない。
◆B等級の基準を充足していない場合には、クラブライセンスは交付されるものの、クラブライセンス交付と同時に制裁を科され得る。
(J1クラブライセンス交付規則第7条、第8条)
(2)施設に関するB等級基準の例
◆衛生施設(J1クラブライセンス交付規則 第34条I.08)
スタジアムは、1,000名の観客に対し、少なくとも洋式トイレ5台、男性用小便器8台を備えなければならない。
◆屋根(J1クラブライセンス交付規則第34条I.09)
スタジアムの屋根は、観客席の3分の1以上が覆われていなければならない。
※以上は例示であり、B等級の基準は他にもある。
B等級基準について少しご説明いたします。
クラブライセンス審査基準はA・B・Cに分かれていまして、A等級が必須の項目で、C等級は充足が望ましい項目、B等級は判定には影響を与えませんが、未充足の場合は制裁が科される基準となっています。主なところで、スタジアムの屋根とトイレにB等級基準が設定されています。
2-2.B等級基準の未充足による制裁②
【制裁あり】
・制裁(トイレのみ不足)…0(該当クラブなし)
・制裁(屋根のみ不足)…16(岩手・山形・群馬・大宮・柏・横浜FC・湘南・甲府・松本・富山・清水・磐田・岡山・愛媛・鹿児島・琉球)
・制裁(トイレ・屋根ともに不足)…1(秋田)
46クラブの充足状態はこちらになっています。今回制裁を科されたクラブのうち、屋根のみ不足しているクラブが16クラブ、トイレ・屋根ともに不足しているクラブが秋田の1クラブという状況です。制裁なしのところで、先程ご説明した、金沢、広島、長崎については、新しいスタジアムの工事が着工されたということで免除にいたっているという状況です。
2-2.B等級基準の未充足による制裁③
制裁の内容ですが、基本的に対象のスタジアム名を公表するということと、改善計画をクラブにご提出いただくことになります。
2-2.B等級基準の未充足による制裁④
◆トイレの数の不足のみ…0
◆屋根のカバー率の不足のみ…16
•いわぎんスタジアム【岩手】
•NDソフトスタジアム山形【山形】
•正田醤油スタジアム群馬【群馬】
•NACK5スタジアム大宮【大宮】
•三協フロンテア柏スタジアム【柏】
•ニッパツ三ツ沢球技場【横浜FC】
•レモンガススタジアム平塚【湘南】
•JIT リサイクルインク スタジアム【甲府】
•サンプロ アルウィン【松本】
•富山県総合運動公園陸上競技場【富山】
•IAIスタジアム日本平【清水】
•ヤマハスタジアム(磐田)【磐田】
•シティライトスタジアム【岡山】
•ニンジニアスタジアム【愛媛】
•白波スタジアム【鹿児島】
•タピック県総ひやごんスタジアム【琉球】
◆トイレの数・屋根のカバー率いずれも不足…2
•ソユースタジアム【秋田】
制裁対象は先程ご説明した17クラブになりますので、スタジアム名を公表し、この後、改善計画をクラブにご提出いただくという流れになります。
2-2.B等級基準の未充足による制裁⑤
(6)人事体制・組織運営基準におけるB等級基準
◆リーガルアドバイザー(法律顧問)の任命
◆資格要件を満たすテクニカルダイレクター、トップチームのゴールキーパーコーチ、トップチームのフィットネスコーチを配置
(7)本年度の判定における対応
◆テクニカルダイレクター、トップチームのゴールキーパーコーチ、トップチームのフィットネスコーチについては、AFC基準の改定に伴い本年度よりB基準となったが、Jリーグとして基準に充足する者の配置を強く推奨するには至っていないため、本年度のJ1クラブライセンスの判定においては、未充足であっても制裁を科さない対応とした
•テクニカルダイレクターについては、GM、強化部長といった役職の方が想定されるが、リーグとしてライセンス保有者を推奨してきたことはなく、現状資格保有者でないケースも多い
•ゴールキーパーコーチおよびフィットネスコーチについては、専門のライセンスを取得する必要があるが、昨年の改定を受けて短期で取得することは極めて困難
これまでの内容が例年のB等級基準でしたが、昨年AFCのライセンス基準が比較的大きく変わったことに伴い、ルールが少し変わりました。B等級に関して、人事体制、組織運営基準の中でもいくつかの要件が設定されています。一つ目のリーガルアドバイザーについては、ほとんどのクラブが顧問弁護士と契約をしていますので、特に未充足というクラブはありませんでした。ただ、その下のテクニカルダイレクター、トップチームのゴールキーパーコーチ、トップチームのフィットネスコーチについては、AFCの基準が改正されましたので、AFCライセンスの基準を充足することに対応しないといけなくなりました。昨年改定を行ったときから、クラブからも色々ご意見いただき、(7)に書かせていただいているとおり、審査員の先生方とご相談の上で、今年はこのように考えています。
この3つの基準については、Jリーグとしてそもそも、これまでこういった基準に対応する人の配置を強く推奨していなかったということもあり、また資格をすぐに取得することが簡単ではないライセンスが多かったことから、去年の改定に今年から対応してくださいというのも難しい話でした。FIBの先生方とも中長期的に確認していこうということになり、来年どうなるか分かりませんが、今年に関しては制裁を科さないという対応にいたしました。来年以降についてはまたご相談させていただくことになると思います。
2-3.施設基準判定結果概要①
2-3.施設基準判定結果概要②
2-3.施設基準判定結果概要③
資料参照のため割愛
2-4.施設に関する主な改善状況
①金沢
・北陸初のJリーグ基準を満たした約1万席(1万5千席まで拡張可能)の新フットボールスタジアムが建設中
②広島
・広島市の都心部に位置する中央公園広場に約3万席の新フットボールスタジアムが建設中
③長崎
・ジャパネットグループが進める「長崎スタジアムシティプロジェクト」内に約2万席の新フットボールスタジアムが建設中
施設に関しては、金沢、広島、長崎でスタジアム整備が進んでいる状況です。
2-5.特記事項
クラブライセンスの判定結果には影響はありませんが、今日付けで各クラブに対し、FIBの決定書ということで判定結果を通知しています。その通知の中には、基本的にはクラブにライセンスが交付されること、および制裁が科されることが記載されていますが、それに加えて注意喚起を行っておくべき事項を追記するものです。
(3)特記事項の内容
①財務
柏、東京V、名古屋、C大阪、福岡、鳥栖(Jリーグが予算進捗・編成等につき随時ヒアリングを行う)
仙台(未払い案件については、国際金融システムの状況に鑑み、F.03には抵触しないと判断している状況に変化があった場合は、直ちにJリーグに報告すること)
②制裁免除(トイレ60%ルール、スタジアム新設・改修、人事体制)
③例外適用(猶予期間)
仙台にも財務関係の特記事項を付けていますが、これについては未払い案件に関するものです。財務基準の中のF.03という項目に、他のクラブへの期限経過未払い金があってはいけないというルールがありますが、仙台についてはCSKAモスクワへ支払うべき費用があり、それがロシアのウクライナ侵攻に伴って、ロシアへの送金ができないため未払いの形になっていました。仙台としても、何かしら他の国を経由しての送金を金融機関と模索していましたが、最終的にロシアへ行くお金は通せないということで支払えていない状況です。FIBの審査員の判断としては、国際金融システムの状況で、クラブとしてどうしようもできないことなので、クラブに支払う意思があることの確認と、支払能力の確認をした上で、財務基準F.03には抵触しないと判断し、決定書の中でもそのように記載しています。
それ以外の特記事項については、施設関連の制裁が免除、また先程ご説明した人事体制についても一部同じく免除をしています。施設基準の例外適用を申請しているクラブについては、この後のスケジュールを記載しています。
例外規定の内容①
【例外規定1】
以下の要件を満たす工事が着工されていれば、基準を充足しているものと判断する
✓申請から4年目のシーズンの開幕までに完成するスケジュールであること
✓工事期間中も試合開催に支障をきたさないと理事会が認めること
【例外規定2】
「理想のスタジアム」の4要件を満たすスタジアムの整備であれば、完成まで5年間の猶予期間を設け、基準を充足しているものと判断する
✓昇格後3年以内に、場所・予算・整備内容を備えた具体的なスタジアム整備計画を提出すること
✓5年以内に工事が着工されていれば、例外規定1との組み合わせも可能
施設基準の例外規定については、少しルールが複雑でして、ご質問いただくことも大変多いのですが、例外規定1、2として行っています。例外規定1としては、工事が着工されていれば、3年間猶予するというもので、例外規定2は、今は何もなくても将来的に計画して整備されるのであれば、先にライセンスを交付するという内容になっています。
こちらは今年J1ライセンスを取得した岩手が、昨年例外規定2を使ってJ2に昇格したという状況です。
例外規定の内容②
例外規定の内容③
スケジュールをご説明いたします。21年6月にクラブの意志で例外適用という形でライセンス申請をしていただきました。12月に昇格が決まりましたので、3年目24年シーズンには具体的な計画を出していただきます。26シーズンまでには基本的には完成ですが、着工していれば少し猶予がありますので、最終的にはプラス3年猶予があるということになります。岩手に関してはクラブともこのスケジュールに間に合うようにコミュニケーションを取っている状況です。
2022年度以降の財務基準
財務基準に関しては、20年、21年は特例措置、22年以降は猶予期間ということで運用を行いました。今年の判定は少しややこしく、もうすでに終わった過年度決算については特例措置として見るのですが、進行期の決算の着地見込については猶予期間というルールの中で先生方に判断を行っていただいています。これは一旦昨年決めて、今年の6月にもこの方針で判定を行うということを理事会でご確認いただいたのですが、外部環境、内部環境踏まえて柔軟に見直すという方針は持っていますので、来年以降についてはまた改めて検討していきたいと思います。
〔質疑応答〕
Q:先程ご説明いただいた、去年の改訂をして今年から対応ということではなく今年は制裁を見送ったというところの項目で、リーガルアドバイザー、テクニカルダイレクター、GKコーチ、フィットネスコーチの状況はどのようになっているのか教えてください。
もちろんおっしゃるように急に置くということは難しいと思うのですが、皆様の理想というか希望があればそれにどれくらい即しているのでしょうか。
A:大城マネージャー
配布した判定の概要という表形式になった資料で各クラブの判定結果の全体がご確認いただけます。その中に、テクニカルダイレクター、トップチームのGKコーチ、フィットネスコーチ、基準未充足のクラブを掲載しています。
これらのクラブは未充足なのですが制裁は課していないという形です。
公表することが一つの制裁になっていますので、制裁を課さないと言いながらもここの表に載せることに議論はあったのですが、基準未充足はオープンにしなければならず、クラブに対しても、未充足だが制裁は科していないことを決定書で伝えているので、この表に記載しているという状況です。
ご説明いたしますと、テクニカルダイレクター未充足は11クラブ、GKコーチが23クラブ、フィットネスコーチは33クラブが未充足という状況でした。
ただ、例えばフィットネスコーチのライセンスでは、AFCはAFCのライセンスしか認めていませんので、フィジカルコーチが南米のライセンスを取得していたり、ヨーロッパのライセンスを取得しているという場合も未充足になってしまい、いまひとつな制度になってしまっているのは事実です。
そのためこの未充足のクラブにそういった役割の方々がいないということではなくて、AFCが求める要件に照らし合わせた時に充足する方がいないという状況です。
Q:昨年までを見ると、サガン鳥栖に対し是正通達が2年連続で出ていたと思うのですが、今年は出されておりません。今年は改善されたという見込みでよろしいのでしょうか。
財務の話で定期的にいくつかのクラブと報告しているということだったのですが、そことの違いを教えてください。
A:大城マネージャー
違いと言いますと、是正通達というのは、審査員の判断としては今の状態だと不交付になるが、是正の余地があれば経過を見守るというような位置付けとなり、かなり厳しい判断になります。
財務の特記事項に関しては、財務上の課題があるという理由でメモ書きをしているのですが、何か判定に付随しているものではなく、特記事項自体がクラブに対する注意喚起の意味合いがあるものだとご理解いただければと思います。
ただし、財務の状態がこうであれば是正通達で、こうであれば特記事項にしているという明確な線引きがあるわけではないので、クラブの状況を見ながら審査員の先生方にご判断をいただいています。
Q:サガン鳥栖は、今年はそれには当たらないということで良いでしょうか。
A:大城マネージャー
はい。是正通達には当たらないということで、改善されたとご認識いただいてよろしいかと思います。
Q:CSKAモスクワの件は、これは妥協策というか、解決策というか、どのような方法があるのでしょうか。
A:大城マネージャー
クラブとしてもなんとかしたいということなのですが、もっと大きな金融システムの話になっているので、(解決策が)見えていないというのが正直なところです。
Q:こういった例は他にはないのでしょうか。今回の金融制裁によってこう言ったことが起きるというのは当然影響を受けてしまうわけですが。
A:大城マネージャー
現時点で最新状況を把握できていないのですが、ベガルタ仙台がこの件を国際サッカー連盟(FIFA)に相談した際は、初めての事例だと聞きました。
Q:FIBのメンバーの方々はどういう方々で構成されているのかリストを出していただくことは可能でしょうか
A:仲村広報部長
AB、FIBの氏名につきましては、ライセンス判定の公平を期すために非公表とさせていただいていますので、ご承知おきください。
Q:財務の特記事項ですが、ヒアリングを行うと書いてありますが、クラブへの財務に関する拘束が発生するものなのでしょうか。どの程度効力を及ぼすものなのか教えてください。
A:大城マネージャー
効力としてはそれほどございません。今期に関してはこれから期末に向かっていますので、その状況を確認するのと、並行してクラブは予算編成を始めますのでその状況を確認させていただくという形になります。その中で当然我々の目から見た上でコメントを申し上げることはありますが、Jリーグの許可を得ないと予算編成ができないとかそういった縛りのあるものではございません。
Q:ヒアリングの期間はいつまでの予定でしょうか。
A:大城マネージャー
クラブの状況によって様々です。2ヶ月に1回くらいヒアリングを続けていくクラブもあれば、毎月ご報告いただくクラブもあると思います。来年の予算が動き出すくらいまでは確認をすることになると思います。
Q:J2のクラブライセンス判定結果についてはいつ頃公表されますか。
A:大城マネージャー
J2のクラブライセンスについては来月、10月のJリーグ理事会で判定を行うことになっていますので、その理事会後会見でご報告いたします。