明治安田生命J2リーグは、14日の水曜日に第36節の11試合が開催される。
首位に浮上した新潟は、アウェイで甲府と対戦。前節は琉球に3-0と快勝を収めた。2ゴールを決めた高木 善朗に今節も期待がかかる。対する甲府は大宮に敗れ、2連敗。ともに無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
新潟と勝点で並ぶ2位の横浜FCは、山形の本拠地に乗り込む。前節は栃木と引き分け、2試合連続のドローとなった。守備の安定は高まっているだけに、必要なのは得点力。小川 航基以外の攻撃陣に結果が求められるところだ。山形は前節岡山に1-2で競り負けた。プレーオフ進出に向けて連敗は避けたいところ。好調を維持するディサロ 燦シルヴァーノにかかる期待は大きい。
2強を5ポイント差で追いかける3位の岡山は、アウェイで徳島と対戦。前節は山形を下し4連勝と勢いに乗る。ともに結果を出したチアゴ アウベスとミッチェル デュークの2トップが再び爆発するか。対する徳島は前節秋田と引き分け、4連勝はならず。それでも13試合負けなしと安定した戦いを続けている。ただしプレーオフ進出のためには勝ち切る戦いを実現したいところ。6試合ゴールから遠ざかる一美 和成が結果を残せるか。
熊本は3連勝で4位に浮上。今節はホームに町田を迎える。長崎相手に3ゴールを奪った勢いを今節にも持ち込み、今季最長の4連勝を狙う。対する町田は山口に敗れ、3連敗となった。プレーオフ進出のためにはこれ以上の連敗は許されないだろう。3試合ゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。
5位の仙台はアウェイで栃木と対戦。前節は大分に敗れ、5連敗。伊藤 彰監督の初陣を白星で飾れなかった。5敗のうち3つが完封負けと課題の攻撃をいかに改善していくのか。エースの中山 仁斗のパフォーマンスがカギを握りそうだ。栃木は前節、横浜FCと引き分けた。3試合負けなしとし、15位に順位を上げている。安定した守備を実現するなか、今節もそのストロングポイントを生かした戦いで、粘り強く試合を進めていきたい。
6位の大分は大宮の本拠地に乗り込む。前節は仙台との上位対決を制し、3連勝を達成。いずれも1-0の勝利と、勝負強さを示している。途中出場から決勝点を奪った呉屋 大翔が、今節も大仕事をやってのけるか。大宮は甲府を下し、連敗を2で食い止めた。こちらは2ゴールを決めた富山 貴光に期待がかかる。
水戸はホームに長崎を迎える。前節は岩手に敗れ、4試合ぶりの黒星となった。押し込みながらも決め手を欠き、終了間際の失点で敗れただけに、チャンスを決め切る力が求められるだろう。長崎は前節熊本に敗れ、2試合勝利なし。2試合連続で3失点の守備を上手く立て直したいところだ。
東京Vはホームで秋田と対戦。前節は群馬と引き分け連敗を3で止めたものの、5試合勝利なしとなった。得点力に課題を抱えるなか、加入後1得点に留まる染野 唯月の爆発が待たれる。対する秋田は徳島とスコアレスドローに終わった。こちらも課題は得点力。前回対戦では3-3の撃ち合いとなった一戦だが、果たして今回はいかなる展開となるか。
山口はホームに金沢を迎える。前節は町田に競り勝ち、残留争いから一歩抜け出している。決勝点を決めた沼田 駿也に、今節も期待がかかる。一方の金沢は千葉に競り負け、4試合ぶりの黒星となった。無得点に終わったなか、豊田 陽平と林 誠道の2トップが今節は仕事をこなせるか。
岩手はホームで千葉と対戦。前節は水戸に競り勝ち、連敗を5で止めている。開幕戦で勝利した相手を再び撃破し、残留争いから抜け出したい。対する千葉は金沢を下し、10位に順位を上げている。6位の大分とは6ポイント差で、プレーオフ進出の可能性を残している。ここ3試合で2得点と好調な見木 友哉がチームにさらなる勢いをもたらせるか。
群馬vs琉球は、21位と22位の対戦となる。前者は3試合勝利がなく、後者は4戦未勝利で現在は2連敗中。降格圏から抜け出すためにも、ともに勝点3が求められる一戦だ。両チームともに得点力不足に悩まされるなか、先手を奪ったほうが勝利に大きく近づくことになりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs千葉
山形vs横浜FC
水戸vs長崎
栃木vs仙台
群馬vs琉球
大宮vs大分
東京Vvs秋田
山口vs金沢
徳島vs岡山
熊本vs町田
甲府vs新潟