明治安田生命J2リーグは、27日、28日に第33節の9試合が開催される。
首位の横浜FCは、アウェイで町田と対戦。前節は岡山に競り勝ち、2連勝を達成した。2試合連続で“ウノゼロ勝利”と勝負強さを示しており、今節もしたたかな試合運びを見せるだろう。対する町田も2連勝で5位に浮上。ここ2試合で3得点と好調のドゥドゥのパフォーマンスがカギを握りそうだ。
勝点1差で横浜FCを追走する2位の新潟は、岩手の本拠地に乗り込む。前節は熊本を下し、2連勝を達成した。2試合連続クリーンシートの守備陣が今節も安定感を保てるか。一方の岩手は大分に敗れ、3連敗。21位と降格圏に順位を下げている。3試合で7失点の守備の修正もさることながら、わずか1得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。
3位の仙台は、ホームに千葉を迎える。前節は群馬に敗れ、2連敗。2位の新潟との勝点差が7に拡大した。自動昇格を実現するには、これ以上の取りこぼしは避けたいところ。前回対戦で敗れた相手にリベンジを果たし、悪い流れを断ち切れるか。千葉は前節、徳島と引き分け、3試合勝利がない。ここ2試合ゴールがない攻撃陣が意地を見せたいところだ。
4位の岡山は群馬の本拠地に乗り込む。前節は横浜FCに敗れ、8試合ぶりの黒星を喫した。それでも苦しい台所事情のなかで、首位チームと互角に渡り合ったのは自信につながるはず。今節は前回対戦で敗れた相手との一戦となるが、チーム一丸となった戦いで再び勢いを掴みたい。一方の群馬は仙台に競り勝ち、連敗を2で食い止めている。決勝点を決めた長倉 幹樹が、今節も大仕事をやってのけるか。
6位の熊本は、ホームに東京Vを迎える。前節は新潟に敗れ、2試合勝利なしとなった。チャンスは作れているだけに、最後の場面の質向上がテーマとなるだろう。東京Vは水曜日に27節の徳島戦をこなしたため、中3日での一戦となる。その試合では0-1で敗れ、2試合勝利なし。ともに無得点に終わっているだけに、攻撃陣の奮起が求められる。
水戸はホームで琉球と対戦。火曜日に行われた28節の大分戦では2-0と快勝を収め、3試合ぶりに勝点3を手にした。ともに結果を出した木下 康介と安藤 瑞季の2トップが、今節もカギを握るだろう。琉球は前節、山形と2-2で引き分けた。それでも直近4試合で9得点と攻撃に勢いが生まれている。2戦連発中の人見 拓哉が、今節も結果を残せるか。
甲府はホームに金沢を迎える。前節は東京Vとスコアレスドローに終わり、3試合連続の引き分けとなった。7戦負けなしながら、勝ち切れない試合が目立っている。2試合ゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。一方の金沢は、前節の試合が中止となり、2週間ぶりのゲームとなる。現在5連敗中と苦しい戦いが続くなか、今節は嶋田 慎太郎、豊田 陽平、藤村 慶太の3人が出場停止となる。代わってピッチに立つ選手が、悪い流れを断ち切る役割を担いたい。
徳島はホームで山口と対戦。7試合連続引き分け中だったが、水曜日に行われた試合で東京Vを下し、8戦ぶりに勝点3を手にした。その試合で決勝点を決めた杉森 考起に今節も期待がかかる。山口は前節水戸を撃破し、こちらも8試合ぶりの勝利となった。見事な一撃を叩き込んだ田中 渉が再び結果を残せるか。
秋田はホームに大分を迎える。前節は栃木に敗れ、5試合ぶりの黒星に。3点を奪われた守備の修正が重要なテーマとなる。一方の大分は10試合負けなしだったが、火曜日の試合で水戸に0-2と敗戦。ボール支配で勝りながらも決め手を欠いたなか、今夏に加入した金崎 夢生の初ゴールが期待される。
なお大宮vs山形、長崎vs栃木の2試合は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっている。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs新潟
水戸vs琉球
甲府vs金沢
仙台vs千葉
町田vs横浜FC
徳島vs山口
秋田vs大分
熊本vs東京V
群馬vs岡山