2022年7月29日(金) 17:45
鹿島はリベンジをかけて横浜FMとの首位攻防戦に挑む。降格圏に沈む清水は新戦力が救世主となるか【プレビュー:明治安田J1 第23節】
明治安田生命J1リーグは30、31日に第23節の9試合が開催される。
今節の注目は横浜FMvs鹿島の首位攻防戦だ。優勝争いの行方を占う重要な一戦となる。
首位の横浜FMは現在8試合負けなしながら、ここ2試合は引き分けている。水曜日に行われた日本代表戦に出場した7選手にとっては中2日での試合となるだけに、彼らの起用法がカギを握りそうだ。対する鹿島は3戦連続引き分け中と勝ち切れない試合が続いている。前回対戦では0-3と完敗を喫した横浜FMにリベンジを果たし、首位チームに食らいついていけるか。
3位の川崎Fはアウェイで浦和と対戦。前節の試合は中止となり、これが3週間ぶりの一戦となる。直近の試合ではG大阪に4-0と快勝。レアンドロ ダミアンが久しぶりに結果を出しており、今節もこのエースに期待がかかる。一方の浦和は前節清水を下し、2連勝を達成。7戦負けなしと安定した戦いを続けている。加入後初ゴールを決めた松尾 佑介が、今節も結果を残せるか。
4位の柏は神戸の本拠地に乗り込む。前節は札幌を下し2連勝と、再び調子を上げている。代表帰りの細谷 真大に6試合ぶりのゴールは生まれるか。神戸は前節鹿島と引き分け、4連勝はならなかった。それでも大迫 勇也が3試合連続ゴールと調子を上げている。頼れるこのストライカーに今節もかかる期待は大きい。
5位のC大阪はホームで福岡と対戦。前節は大阪ダービーを制し、5試合負けなしとした。劇的な逆転弾を決めたジェアン パトリッキが、今節も大仕事をやってのけるか。対する福岡は湘南と引き分け3連勝はならなかったが、ここ4試合は負けていない。3戦連続無失点中の守備陣のパフォーマンスが今節もカギを握るだろう。
広島はホームにFC東京を迎える。前節は京都と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。日本代表には6人を送り込み、水曜日の韓国戦には3人が出場。横浜FMと同様に、代表選手をどのように使っていくかがこの試合のテーマとなるだろう。FC東京は前節、磐田に2-0と快勝を収めた。新戦力のルイス フェリッピと塚川 孝輝が、チームにさらなる勢いをもたらせるか。
札幌vs名古屋は13位と14位の対戦となる。札幌は前節柏に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。3試合連続無得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。名古屋は前節の試合が中止となり、3週間ぶりの試合となる。直近の試合では清水に敗れ、4試合ぶりの黒星を喫した。こちらも得点力に課題を抱えるなか、6年ぶりに復帰した永井 謙佑に期待がかかる。
G大阪はホームで京都と対戦。前節はC大阪とのダービーマッチに敗れ、3連敗となった。苦しい戦いが続くなか、鈴木 武蔵と食野 亮太郎の新戦力が悪い流れを断ち切る活躍を見せられるか。京都は前節広島と引き分け、3試合勝利がない。こちらは加入後初ゴールを決めた大前 元紀に注目だ。
17位の清水はホームに鳥栖を迎える。前節は浦和に敗れ、今季初の連勝はならなかった。今夏に加入した北川 航也と乾 貴士が救世主となれるか。鳥栖は前節横浜FMと引き分け、こちらも3試合勝利がない。一度は逆転しながらも終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。
磐田は前節FC東京に敗れ、4連敗で最下位に沈む。4戦連続完封負けと得点力不足に苦しんでいる。今節は大津 祐樹とリカルド グラッサの2人が出場停止となる。台所事情も苦しいなか、新戦力の松原 后が窮地を救えるか。湘南は前節福岡と引き分け、6試合負けなしとしている。この間わずか1失点と守備の安定が際立つ一方、得点力にはやや不安を残す。E-1選手権で得点王に輝いた町野 修斗の中2日での強行出場もあるかもしれない。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs名古屋
磐田vs湘南
浦和vs川崎F
横浜FMvs鹿島
G大阪vs京都
C大阪vs福岡
神戸vs柏
広島vsFC東京
清水vs鳥栖