明治安田生命J2リーグは、10日に第26節の11試合が開催される。
首位の横浜FCは、アウェイで徳島と対戦。前節は秋田と引き分け、連勝が3でストップ。それでも8戦負けなしと、安定した戦いを続けている。5試合連続ゴール中の小川 航基が、今節も重要な役割を担うだろう。対する徳島は熊本と引き分け、3連勝はならなかった。守備の安定は備わるだけに、横浜FCの攻撃に粘り強く対抗しながら、相手の隙を突く戦いに勝機を見出したい。
2位の新潟は山口の本拠地に乗り込む。前節は千葉に1-2で競り負けた。10番を背負う本間 至恩の海外移籍が合意に達したなか、新たなタレントの台頭が求められてくるだろう。一方の山口は前節大分と引き分け連勝が止まったものの、3試合負けなしとしている。2試合連続無失点の守備陣が新潟の攻撃を封じられるか。
3位の仙台はアウェイで琉球と対戦。前節は甲府を下し2連勝を達成。再び調子を上げてきた印象だ。2戦連発中の中島 元彦が注目選手となる。琉球は前節岩手に競り勝ち、連敗を5で食い止めた。いまだ最下位に沈むものの、ナチョ フェルナンデス体制下で初勝利を手にし、ここからの巻き返しに期待がかかる。
4位の岡山は大分とのアウェイゲームに挑む。前節は大宮を下し、3試合ぶりに白星を手にした。途中出場から結果を出したチアゴ アウベスの起用法がカギを握りそうだ。大分は前節、山口と引き分け、3連勝はならなかった。それでも4戦負けなしと安定した戦いを続けている。前節不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
5位の長崎はホームに岩手を迎える。前節は山形と引き分けたものの、7試合負けなしとした。堅い守りは備わるだけに、後はいかに得点を奪えるか。好調を維持するエジガル ジュニオに今節も期待がかかる。対する岩手は琉球に敗れ、7戦ぶりの黒星を喫した。こちらも同様に課題は決定力。ブレンネルを出場停止で欠くなか、他の攻撃陣の奮起が求められる。
6位に浮上した千葉は、ホームで栃木と対戦。前節は2位の新潟を下して勢いに乗る。ここ4試合で3得点と好調の櫻川 ソロモンが、今節も結果を残せるか。一方の栃木は前節東京Vに敗れ、5試合ぶりの黒星となった。得点力に課題を抱えるなか、6試合ゴールのない矢野 貴章の爆発が待たれる。
群馬はホームに町田を迎える。前節は金沢に敗れ、4連敗。9戦勝利なしと苦しい戦いが続く。9試合で4得点しか奪えておらず、攻撃面のテコ入れを図りたい。町田は前節、水戸に敗れ2連敗となった。こちらは2試合連続3失点の守備の修正がテーマとなる。
大宮はホームで東京Vと対戦。前節は岡山に敗れ、3連敗となった。4失点を喫した守備組織を立て直したい。一方の東京Vは栃木を下して2連勝を達成。ここ4試合で4得点と絶好調の佐藤 凌我が今節も輝きを放てるか。
水戸はホームに金沢を迎える。前節は町田に3-2と競り勝った。2点差を逆転した勢いを今節にも持ち込めるか。金沢は前節、2-1で群馬に勝利した。高い決定力を見せる林 誠道に、今節も期待がかかる。
山形はホームで熊本と対戦。前節は長崎と引き分け、6試合勝利から遠ざかっている。前回対戦で快勝を収めた相手を再び撃破し、勢いを取り戻したい。一方の熊本は前節、徳島と1-1で引き分けた。勝ち切れない試合が目立つなか、エースの髙橋 利樹の決定力に期待がかかる。
甲府vs秋田は16位と17位の対戦となる。甲府は前節仙台に敗れ、3連敗と元気がない。2試合連続でゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。一方の秋田は横浜FCと引き分け、9試合勝利なしとなった。こちらも得点力に課題を抱えるだけに、先制点を奪ったほうが勝利に大きく近づくことになりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
水戸vs金沢
千葉vs栃木
甲府vs秋田
徳島vs横浜FC
長崎vs岩手
山形vs熊本
群馬vs町田
大宮vs東京V
山口vs新潟
大分vs岡山
琉球vs仙台