ＪリーグYBCルヴァンカップは、11日にプレーオフステージの第2戦が行われる。
アウェイでの第1戦をモノにした広島は、ホームに札幌を迎える。3-0と快勝を収めており、2点差以内での敗戦でも勝ち上がれる優位な状況にある。それでも持ち前のハイプレスをベースに、さらなるゴールを目指すアグレッシブな戦いを貫くはずだ。対する札幌は最低でも3点が必要な状況。怪我から復帰した興梠 慎三が奇跡を起こせるか。
連覇を狙う名古屋は、アウェイで京都と対戦。ホームでの第1戦では6-1と圧勝した。大量失点を許さなければ突破できる状況なだけに、リスクを負う必要はないだろう。持ち前の堅守を保ち、攻め込んできた相手の裏を突く戦い方を選択する可能性が高い。対する京都は5-0、もしくは6点差以上の勝利が勝ち抜けの条件となる。置かれた状況は厳しいが、早い時間帯に得点をもぎ取り、可能性を高めていきたい。
湘南はホームにＣ大阪を迎える。アウェイでの初戦は0-1で落としたものの、最少失点に抑えており、逆転での突破は十分に可能だろう。初戦では相手を押し込む時間帯もあっただけに、後はいかに得点を奪えるか。エースの町野 修斗の一発に期待がかかる。対するＣ大阪の狙いは、アウェイゴールを先に奪うことだろう。第1戦でも結果につながったセットプレーがカギを握りそうだ。
鹿島はホームで福岡と対戦。第1戦では相手の堅守に苦しみ、0-1で敗れている。押し込みながらも決め手を欠いただけに、攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する福岡は持ち前の堅守を保ち、狙い通りの結果に持ち込んだ。第2戦でも同様の展開が予想されるなか、初戦で結果を出した山岸 祐也に再び期待がかかる。なおこの試合では「声出し応援エリア」が設置され、ファン・サポーターの声援が復活するという意味でも、注目の一戦となる。その熱量が結果を左右するかもしれない。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vs福岡
広島vs札幌
湘南vsＣ大阪
京都vs名古屋
