明治安田生命J3リーグは5月に第8節から第10節までが開催された。
3戦全勝で首位に浮上したのは鹿児島だ。有田 光希、米澤 令衣らアタッカー陣が好調を維持し、3試合で9得点と圧倒的な攻撃力を見せつけた。
いわきは福島とのダービーマッチをモノにするなど、2勝1分で2位と上位をキープした。首位で5月を迎えた松本は、1勝2分と負けなしながら、思うように勝点を伸ばせず3位に順位を下げている。なお引き分けに終わった長野との“信州ダービー”は、長野のホームスタジアムに1万3244人の大観衆が詰めかけている。
調子を上げてきたのは藤枝だ。5月は2勝1分と負けなしだった。岐阜には4得点、沼津には3得点を奪うなど、持ち前の攻撃力が蘇ってきた印象だ。富山、愛媛、岐阜も2勝をマークし、着実に順位を上げている。
一方、讃岐、北九州、相模原は1ポイントしか加算できずに、下位に低迷。相模原は監督交代に踏み切ったが、薩川 了洋監督の初陣となった10節の富山戦は0-1で敗れている。
同じく監督が交代したYS横浜は星川 敬監督の初陣を白星で飾り、待望の今季初勝利を手にした。苦しむのは鳥取だ。5月は順延となっていた4節の岐阜戦も含め4試合をこなしたが、すべて敗戦。4月から続く連敗は6に伸び、最下位に転落した。
5月の4試合では11失点を喫したように、ここまで23失点はリーグワースト。得点も奪えない状況に陥って入り、攻守両面に不安を抱える。この状況をいかに打開していくのか。金 鍾成監督の修正力がカギを握りそうだ。