2022年5月3日(火) 14:50
足踏みを強いられる横浜FCは熊本相手に4試合ぶりの勝利なるか。勢いに乗る仙台は4連勝をかけて東京Vに挑む【プレビュー:明治安田J2 第14節】
中2日、3日での連戦が続く明治安田生命J2リーグは、4日に第14節の11試合が開催される。
首位の横浜FCはホームで熊本と対戦。前節は群馬と引き分け開幕からの無敗を守ったものの、3試合連続ドローと足踏みを強いられている。群馬戦では3点のリードを守り切れなかっただけに、隙を見せた守備組織の修正が求められるだろう。熊本は前節岩手を下し、4試合ぶりの白星を手にした。途中出場から結果を出した伊東 俊に今節も期待がかかる。
2位の仙台は東京Vの本拠地に乗り込む。前節は秋田を下し、3連勝を達成。直近6試合で13得点と攻撃が機能しており、今節も富樫 敬真、氣田 亮真ら攻撃陣のパフォーマンスがカギを握るだろう。東京Vは5試合勝利がなく、現在は2連敗中。前節は岡山に1-2と競り負けた。5試合で11失点を喫する守備の立て直しが急務となる。
3位に浮上した新潟はホームに金沢を迎える。前節は琉球に勝ち切れなかったものの、6戦負けなしとしている。調子を上げてきた高木 善朗が、今節も輝きを放てるか。一方の金沢は前節大宮に1-2で敗れた。得点は奪えているだけに失点が増えつつある守備面にテコ入れを図りたい。
岡山はホームで水戸と対戦。前節は東京Vを下し、2連勝を達成。4位に順位を上げている。5試合で3得点とゴール量産中のミッチェル デュークが今節も注目選手となる。水戸は前節、好調の甲府に2-1と競り勝った。こちらはコンスタントに結果を残している曽根田 穣が重要な役割を担うだろう。
3連勝中の山形は、アウェイで栃木と対戦。前節は長崎に2-0と快勝を収めた。3試合連続で無失点と安定した対応が光る一方、藤本 佳希を軸とした攻撃も機能。攻守両面で良い状態にあるだけに、さらに勢いに乗っていきそうな気配だ。対する栃木は前節山口に競り負け、6試合勝利なしとなった。この間わずか2得点と決定力不足に陥っている。前節結果を出した矢野 貴章が悪い流れを断ち切る役割を担えるか。
町田はアウェイで山口と対戦。前節は徳島に敗れ、6試合勝利なしとなった。得点力不足に苦しむなか、鄭 大世ら攻撃陣が意地を見せたいところだ。山口は前節劇的な展開で栃木に勝利した。土壇場で決勝ゴールを決めた高木 大輔に今節も期待がかかる。
甲府はホームに群馬を迎える。前節は水戸に敗れ、5連勝はならなかった。それでも相手を押し込む戦いを実現できており、勢いは保たれている。4試合得点から遠ざかる長谷川 元希のゴールが待たれるところだ。群馬は前節、横浜FCと引き分け、連敗を2で食い止めた。3点のビハインドを追いついた粘り強さを今節も示し、4試合ぶりの勝利を狙う。
徳島はホームで千葉と対戦。前節は町田に2-0と快勝を収めた。課題の得点力が向上し、勝ち切れなかった開幕当初の不振からは脱した印象だ。前節初ゴールを決めた坪井 清志郎が今節も結果を残せるか。対する千葉は前節大分に完敗。今季最多の3失点を喫した守備の修正を図りたい。
その千葉を下した大分は、ホームに大宮を迎える。千葉相手に3得点を奪った勢いを、この試合にも持ち込めるか。正確なキックで攻撃を牽引する下田 北斗のパフォーマンスに注目だ。大宮は前節金沢を下し、2連勝を達成。ここ4試合で3勝と勢いが生まれている。1点差勝負をモノにする勝負強さが備わりつつあるなか、河田 篤秀の決定力に今節も期待がかかる。
苦戦が続く岩手は、ホームで長崎と対戦。前節は熊本との昇格組対決で敗れ、6連敗となった。6試合で15失点と守備の脆さを露呈する一方、得点も奪えていない状況。攻守両面に不安を抱えるなか、いかにチームを建て直していくのか。秋田 豊監督の手腕に注目が集まる。長崎は前節山形に敗れ、連勝はならなかった。早い時間帯での失点でリズムを失っただけに、試合の入りがポイントとなりそうだ。
秋田vs琉球は下位に沈むチーム同士の対戦となった。19位の秋田は前節仙台に敗れ、2連敗。持ち前の堅守が崩れただけに、強度の高い対応を保てるかがテーマとなるだろう。最下位の琉球は前節新潟と引き分け、9試合勝利なしとなった。それでもここ2試合は引き分けに持ち込んでおり、徐々に良化している印象だ。2戦連発中の草野 侑己が、チームに勝利をもたらす活躍を見せられるか。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs長崎
秋田vs琉球
東京Vvs仙台
横浜FCvs熊本
甲府vs群馬
新潟vs金沢
岡山vs水戸
山口vs町田
徳島vs千葉
大分vs大宮
栃木vs山形