2022年5月2日(月) 18:10
首位浮上の松本は19歳のストライカーが勢いをもたらす。福島は無敗を続けるも3引き分けと足踏み【マンスリーレポート(4月):明治安田J3】
明治安田生命J3リーグは4月に第4節から第7節までが開催された。
首位に浮上したのは松本だ。4節の相模原戦で4-1と快勝を収めたのをはじめ、3勝1分と無敗で乗り切り、10ポイントを積み上げた。4試合で10得点と攻撃が機能しており、うち4得点を挙げた19歳の横山 歩夢がチームに勢いをもたらしている。
福島は開幕から無敗を続けるも、4月は3引き分けと勝ち切れない試合も目立ち、2位に順位を下げている。得点力に課題を抱えており、攻撃陣の奮起が再浮上のポイントとなりそうだ。
健闘を続ける昇格組のいわきは6節の今治戦で初黒星を喫したものの、4月は2勝1分1敗とし、上位に踏み止まった。開幕から好調を維持していた鹿児島は7節の長野戦で初黒星を喫し、4位に順位を下げている。
中位陣はおおむね6~7ポイントを加算し、順位に大きな変動はなかった。そのなかで2勝2分と無敗で乗り切った愛媛は、開幕からの不信を払しょくし、今後浮上していきそうな気配を漂わせている。
昇格候補と見られていた岐阜は、1試合が中止になったとはいえ、6節、7節と連敗を喫するなど思うように勝点を伸ばせなかった。同じく1試合が中止となった相模原も、3連敗と苦しい状況に陥っている。
下位に沈む2チームも苦戦が続く。八戸は4連敗と結果を出せず、開幕から勝利のないYS横浜も3戦全敗(7節の相模原戦は中止)に終わった。3試合はいずれも完封負けと攻撃面に課題を抱えており、このポイントをいかに修正するかが復調のカギとなりそうだ。