明治安田生命Ｊ２リーグは16日、17日に第10節の11試合が開催される。
首位の横浜FCはホームで仙台と対戦。前節は千葉と引き分け連勝が3でストップしたものの、開幕からの無敗を守っている。4試合連続ゴールと勢いの止まらない小川 航基が今節も結果を残せるか。対する仙台は前節山口を下し、2連勝を達成した。こちらはここ2試合で3得点と調子を上げてきた富樫 敬真が注目選手となる。
2位の東京Ｖはアウェイで山口と対戦。前節は熊本に敗れ、今季初黒星を喫した。失点が増えているだけに、守備の修正がテーマとなりそうだ。山口は前節仙台に敗れ、5試合ぶりの敗戦となった。早い時間帯での失点で流れを失っただけに、試合の入りに細心の注意を払いたい。
3位の町田はホームに山形を迎える。前節は長崎に敗れ、2試合勝利なし。得点力に陰りが見えるなか、攻撃陣の奮起が求められるだろう。一方の山形は前節秋田を撃破し、7試合ぶりに勝点3を手にした。いきなり2ゴールを奪った新戦力のデラトーレが今節も輝きを放てるか。
5位の新潟は岡山の本拠地に乗り込む。前節は栃木を下し、2連勝と勢いに乗る。直近5試合で5得点と絶好調の谷口 海斗が今節も重要な役割を担うだろう。岡山は前節、琉球と引き分けに終わった。一度は逆転しながらも逃げ切れなかったのは課題として残るものの、ステファン ムークら外国籍選手が好調で、今節も彼らを軸とした攻撃的な戦いを見せてくれそうだ。
群馬はアウェイで琉球と対戦。前節は岩手を下し、2連勝と調子を上げている。守備の安定に加え、攻撃力も高まってきた印象。ジョーカーとして結果を残す平松 宗の起用法がカギを握りそうだ。琉球は前節岡山と引き分け、5試合勝利なしとなった。それでも終了間際に追いつき、連敗を4でストップしたのは前向きな材料だろう。コンスタントに得点は奪えているだけに、複数失点が続く守備を立て直せるかがテーマとなる。
金沢はホームに甲府を迎える。前節は水戸と引き分け、5試合負けなしとなった。強度の高い対応を実現しており、今節も堅い守りをベースにリズムをつかんでいくだろう。対する甲府は前節大宮を下し、6試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールを奪い勝利の立役者となったブルーノ パライバが今節も結果を残せるか。
岩手はホームで大分と対戦。前節は群馬に敗れ、2連敗となった。攻勢の時間も長かっただけに、チャンスを決めきれなかった攻撃陣が意地を見せられるか。大分は前節、徳島を下し、着実に調子を上げている。勝負強さを示す長沢 駿がさらなる浮上のカギを握る。
秋田はホームに長崎を迎える。前節は山形に敗れ、4試合ぶりの黒星となった。自慢の堅守が崩れただけに、このポイントの修正が重要なテーマとなる。長崎は前節町田を下し、3戦負けなしとした。開幕当初の不調からは脱した印象で、強烈なプレスと素早い攻撃を軸に、今季初の連勝を狙う。
栃木はホームで熊本と対戦。前節は新潟に敗れ、2連敗となった。得点力不足に苦しむなか、トカチ、ジュニーニョら攻撃陣の奮起が求められる。一方の熊本は前節東京Ｖとの撃ち合いを制して勢いに乗る。失点の多さは気がかりながら、髙橋 利樹を中心とした攻撃スタイルで、今節もアグレッシブな戦いを見せてくれるだろう。
水戸vs徳島は苦戦が続くチーム同士の対戦に。水戸は前節金沢と引き分け、3試合勝利なし。先制しながらも逃げ切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなるだろう。対する徳島は大分に敗れ、4試合勝利なし。この間無得点と決定力不足に苦しんでいる。もっとも水曜日のルヴァンカップでは清水相手に4ゴールを奪っており、この勢いをリーグ戦にも持ち込みたいところだ。
最下位に沈む大宮は、ホームに千葉を迎える。前節は甲府に敗れ、3連敗。開幕から未勝利が続いている。攻守両面に不安を抱えるなか、悪い流れを断ち切る救世主は現れるか。10番を背負う河田 篤秀にその役割が期待される。千葉は前節横浜FCと引き分け、2試合連続のドローとなった。終了間際に追いつく粘りを見せているものの、勝点3を手にするためにも、先手を奪い試合を優位に進めたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs大分
大宮vs千葉
金沢vs甲府
琉球vs群馬
秋田vs長崎
水戸vs徳島
栃木vs熊本
町田vs山形
横浜FCvs仙台
岡山vs新潟
山口vs東京Ｖ
