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山形vs岡山 競技規則適用ミスによる試合の取り扱いについて【明治安田J2 第8節】

2022年4月5日(火) 18:35

山形vs岡山 競技規則適用ミスによる試合の取り扱いについて【明治安田J2 第8節】

山形vs岡山 競技規則適用ミスによる試合の取り扱いについて【明治安田J2 第8節】
本日4月5日(火)に臨時実行委員会および臨時理事会を開催し、協議した結果、当該試合の取り扱いについて下記の通り決定しました

4月3日(日)開催の2022明治安田生命J2リーグ 第8節 モンテディオ山形vs.ファジアーノ岡山(14:00キックオフ/NDソフトスタジアム山形)において、担当審判員による明らかな競技規則の適用ミスがあり、試合の結果に影響を及ぼし得たことが確認されました。

Jリーグは、本事案について日本サッカー協会(JFA)を通じて国際サッカー評議会(IFAB)にも確認した上で、本日4月5日(火)に臨時実行委員会および臨時理事会を開催し、協議した結果、当該試合の取り扱いについて下記の通り決定しましたので、お知らせいたします。

■対象の試合

明治安田生命J2リーグ 第8節

試合開催日 キックオフ 対戦カード スタジアム
4月3日(日) 14:00 モンテディオ山形 vs. ファジアーノ岡山 NDソフトスタジアム山形


■当該試合の取り扱い

決定内容
再試合

 

・当該試合は競技規則の適用ミスによって、山形は約80分間にわたって一人少ない状態で試合を行うことになり、試合の結果に重大な影響を及ぼし得たとし、再試合することを決定いたしました。
・IFABに確認したところ、サッカー競技規則第5条「主審」に基づき、「プレーに関する事実についての主審の決定は最終である」が、本事象は「サッカー競技規則に従っていない」ため、直ちに「主審の決定を最終である」とはならない。
・競技規則の誤適用を是正するための措置に関するJFA及びJリーグの各種規程に該当する定めはなく、本件は試合の成否を決定するというJリーグにおいて重要な意思決定となるため、Jリーグ理事会規程の決裁権限における「Ⅳ-1-(2) 定款、Jリーグ規約その他の諸規程に定められた事項およびこの法人の重要な業務執行に関する事項」に基づき、理事会にて決議を行うこととした。
・なお、再試合の実施方法・試合開催日時等については、理事会にて決定次第あらためて発表いたします。

■事象
① 前半10分、モンテディオ山形GK・後藤 雅明選手が味方競技者から意図的にパスされたボールを手で阻止した
② GKがペナルティーエリア内で味方競技者からの意図的なバックパスを手で扱った場合、競技規則上は当該選手に懲戒の罰則は与えられず、相手チームの間接フリーキックで再開されるべきものであった
③ ところが、主審は競技規則の適用を誤り、後藤選手に退場処分を命じた。合わせて、副審・第4の審判員も誤りを正すことはなかった
④ そのまま試合は継続され、0-1のファジアーノ岡山の勝利で試合が終了した

■『サッカー競技規則2021/2022』 
・第 5 条 主審 より一部抜粋
2.主審の決定
決定は、主審が競技規則および「サッカー競技の精神」に従って、その能力の最大を尽くして下し、適切な処置をとるために競技規則の枠組の範囲で与えられた裁量権を有する主審の見解に基づくものである。プレーに関する事実についての主審の決定は、得点となったかどうか、または試合結果を含め最終である。主審およびその他すべての審判員の決定は、常にリスペクトされなければならない。

・第12条 ファウルと不正行為 より一部抜粋
ゴールキーパーは、自分のペナルティーエリア外でボールを手や腕で扱うことについて、他の競技者と同様に制限される。ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、認められていないにもかかわらず手や腕でボールを扱った場合、間接フリーキックが与えられるが、懲戒の罰則は与えられない。しかしながら、プレーが再開された後、他の競技者が触れる前にゴールキーパーが再びボールを触れる反則の場合(手や腕による、よらないにかかわらず)、相手の大きなチャンスとなる攻撃を阻止した、または相手の得点や決定的な得点の機会を阻止したのであれば、懲戒の罰則が与えられる。

 

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