中3日での連戦が続く明治安田生命J2リーグは、3日に第8節の11試合が開催される。
開幕から無敗を続ける首位の横浜FCは、ホームで琉球と対戦。前節は山形を下し2連勝を達成した。ゴール量産中の小川 航基のパフォーマンスが今節も勝敗を分かつポイントとなるだろう。対する琉球は3連敗と元気がない。前節は東京Vに2-5と大敗。7試合で17失点を喫する守備の修正が急務となる。
2位の町田はホームに千葉を迎える。前節は大宮を下し、2連勝と勢いに乗る。2試合連続で3得点を記録する攻撃陣に今節も期待がかかる。一方の千葉は前節、新潟を下し、連敗を2で食い止めた。終了間際のゴールで勝利を手にした勢いを今節にも持ち込みたいところだ。
3位の東京Vはホームで大分と対戦。前節は琉球に5-2と大勝。開幕からの無敗を維持している。ここ3試合で10得点と攻撃陣が絶好調。その攻撃を牽引する新井 瑞希が今節も重要な役割を担うだろう。大分も2連勝と調子を上げてきた。こちらも2試合で7得点と攻撃に迫力が生まれている。お互いに得点力を備えているだけに、激しい撃ち合いに発展する可能性もあるだろう。
4位の仙台はアウェイで甲府と対戦。前節は大分に敗れ、2連敗となった。2試合連続で3失点の守備の立て直しが求められるところだ。甲府は前節、秋田と引き分け、4試合勝利なしとなった。この間わずか2得点と元気のない攻撃陣が意地を見せられるか。
栃木は2連勝で5位に浮上。今節はホームに金沢を迎える。前節は水戸に1-0と勝利。決勝点を決めた矢野 貴章に今節も期待がかかる。対する金沢は前節熊本と引き分け3連勝はならなかったものの、得点力不足に苦しんだ開幕当初から着実に状態は上向いている。こちらは前節初ゴールを決めた豊田 陽平に注目が集まる。
好調を維持する岩手は、アウェイで秋田と対戦。前節は岡山に競り勝ち、6位に順位を上げている。組織的な守備に隙はなく、今節も堅い守りをベースに試合を進めていくはずだ。対する秋田も堅守が売り。もっともここ2試合はスコアレスドローで、点を与えない一方で、得点を奪えない状況にある。このテーマをいかに解消していくのか。吉田 謙監督の手腕に注目だ。
徳島はホームに長崎を迎える。ここまで無敗ながら、6引き分けと勝ち切れない試合が続く。前節も山口とスコアレスドローに終わった。決定力に課題を抱えるなか、得点源のムシャガ バケンガにかかる期待は大きい。長崎は前節、群馬に競り勝ち、連敗を2で食い止めた。その試合で2ゴールを奪ったクリスティアーノが、今節も大仕事をやってのけるか。
山形はホームで岡山と対戦。前節は横浜FCに敗れ、5試合勝利から遠ざかる。藤本 佳希が好調を維持する一方、失点が続く守備の立て直しが重要なテーマとなる。岡山も前節岩手に敗れ、4試合勝利なしとなった。早い時間帯での失点が目につくだけに、試合の入りがポイントとなりそうだ。
熊本はホームに新潟を迎える。前節は金沢と引き分け、2試合勝利なしとなった。二度先行しながらも都度追いつかれただけに、リード時の試合運びがポイントとなるだろう。一方の新潟は前節千葉に競り負け、3連勝はならず。ボールを支配する戦いは実現できているだけに、最後の場面の質向上が求められてきそうだ。
群馬はホームで水戸と対戦。前節は長崎に敗れ、2連敗。2試合連続で3失点の守備をいかに修正するのか。大槻 毅監督の手腕に期待がかかる。水戸は前節、栃木に敗れ連勝が2でストップした。チャンスを作りながらも決め手を欠いたFW陣の奮起が求められる。
山口は前節、徳島と引き分け、5試合勝利なしとなった。ここ2試合はともにスコアレスドロー。守備の安定は備わるが、攻撃面に課題を抱えている。対する大宮は開幕から勝利がなく最下位に沈む。前節も町田に0-3と完敗。7試合で14失点の守備の修正もさることながら、ここ3試合でわずか1得点の攻撃面にもテコ入れを図りたい。
■各試合の見どころをチェック
秋田vs岩手
熊本vs新潟
山形vs岡山
栃木vs金沢
群馬vs水戸
町田vs千葉
横浜FCvs琉球
甲府vs仙台
山口vs大宮
徳島vs長崎
東京Vvs大分