JリーグYBCルヴァンカップは30日に決勝戦が行われ、C大阪を下した名古屋が初優勝を飾った。
試合は立ち上がりに名古屋が右サイドから立て続けにチャンスを作り、柿谷 曜一朗が惜しいシュートを放つなどC大阪ゴールに迫った。しかし徐々にC大阪がボールを保持する時間が長くなると、乾 貴士を軸とした攻撃で相手ゴールに迫っていく。それでも名古屋の堅守をこじ開けることができず、スコアレスのまま前半を折り返した。
後半早々に試合は動く。47分、相馬 勇紀の左からのCKを前田 直輝が頭で押し込んで先制に成功した。その後は大久保 嘉人ら攻撃的な選手を次々に投入し同点を狙うC大阪の猛攻に防戦一方となったが、79分、カウンターに抜け出したシュヴィルツォクが決定的なシュートを放つと、これはGKにセーブされたものの、そのこぼれ球に反応した稲垣 祥が豪快に右足を振り抜き追加点を奪取した。その後のC大阪の攻撃もゼロで凌いだ名古屋が、2-0と快勝。悲願の初優勝を果たしている。