2021年9月30日(木) 18:30
優勝街道を突き進む川崎FはFC東京とのライバル対決に挑む。神戸vs浦和はACL出場争いを左右する重要な一戦に【プレビュー:明治安田J1 第31節】
明治安田生命J1リーグは、今週末に第31節の10試合が開催される。
優勝街道を突き進む川崎Fは、ホームでFC東京と対戦。水曜日の試合では神戸に逆転勝利を収め、勝負強さを示した。中2日での戦いとなるだけにコンディション面に不安を残すものの、5連勝の勢いをもってライバル対決に挑む。一方のFC東京は前節、浦和に敗れ、2試合勝利なしとなった。今節もレアンドロを欠くなか、いかに攻撃の形を生み出していくかがテーマとなりそうだ。
2位の横浜FMは、湘南の本拠地に乗り込む。前節は横浜FCに勝ち切れず、2試合勝利なし。川崎Fとの勝点差は12に広がった。これ以上引き離されないためにも、勝点3の確保は必須。2試合連続複数失点を喫する守備の強度を高めたい。湘南は前節、川崎Fに敗れ、4戦未勝利となった。降格圏が背後に迫るなか、正念場の一戦に。こちらも失点が増えているだけに、守備の修正が求められてきそうだ。
3位の名古屋はアウェイで広島と対戦。前節は大分に競り勝ち、8試合負けなしとしている。ゴールを量産する稲垣 祥が古巣相手に結果を出せるか。一方の広島は前節、札幌に快勝を収めた。しかし、ここ4試合で5得点を記録するドウグラス ヴィエイラが負傷離脱したのは大きな痛手。いまだ能力を発揮しきれていないジュニオール サントスの爆発が待たれる。
神戸vs浦和は、ACL出場権を争う上位対決に。神戸は水曜日の試合で川崎Fに敗れ、4試合ぶりの黒星を喫した。それでも今夏に加入した武藤 嘉紀が2試合連続ゴールとフィットしてきたのは好材料。この頼れるストライカーに大きな期待がかかる。対する浦和は7試合負けがなく、現在は3連勝中。前節はFC東京を2-1で下している。こちらは、その試合でもゴールを奪った酒井 宏樹がキープレーヤーに。大迫 勇也との代表代決にも注目だ。
鹿島はホームに横浜FCを迎える。前節はC大阪に2-1と逆転勝利。途中出場から2点を奪った上田 綺世が、再び大仕事をやってのけるか。横浜FCは4戦未勝利で、最下位に沈む。それでも前節は終了間際に追いつき、横浜FMと引き分ける粘りを披露。こちらも2ゴールを奪ったサウロ ミネイロが、重要な役割を担いそうだ。
鳥栖はアウェイで徳島と対戦。前節は福岡に敗れ、2試合勝利なし。7位に順位を下げている。福岡相手に3失点を喫した守備の修正がテーマとなる。徳島は前節、仙台を下し、連敗を6で食い止めた。課題の守備が無失点に抑えたのは好材料。その良い流れを保ち、降格圏から抜け出せるか。
好調の福岡は、ホームに清水を迎える。前節は鳥栖に快勝を収め、5試合負けなしとした。もっとも今節は3試合連続ゴール中のフアンマ デルガドが出場停止に。代わってピッチに立つ選手が意地を見せられるか。清水は前節、神戸に敗れ今季初の連勝はならなかった。課題の守備をいかに修正していくのか。ロティーナ監督の手腕に注目だ。
G大阪はホームで札幌と対戦。前節は柏を下し、連敗を4で食い止めた。久しぶりに結果を出した宇佐美 貴史が、今節も輝きを放てるか。対する札幌は、前節広島に敗れ、2連敗。攻撃の形は作れているだけに、あとはいかに決めきるか。2試合ゴールのないFW陣の奮起が求められる。
柏はホームに仙台を迎える。前節はG大阪に競り負け、2連敗となった。ここ2試合で5失点の守備の修正がテーマとなる。仙台は2連敗で18位に沈む。16位との差をこれ以上広げられないためにも、勝利こそが求められる一戦に。前回対戦で勝利した柏を再び撃破し、好転のきっかけをつかめるか。
19位の大分は、ホームでC大阪と対戦。前節は名古屋に競り負け、2試合勝利なし。守備の安定感は生まれてきたものの、得点力不足を露呈。2試合ゴールがないなか、長沢 駿、呉屋 大翔らFW陣に大きな期待がかかる。C大阪は前節、鹿島に逆転負け。失点が続く守備の修正もさることながら、勢いを欠く攻撃面にテコ入れを図りたい。
■各試合の見どころをチェック
湘南vs横浜FM
福岡vs清水
神戸vs浦和
鹿島vs横浜FC
柏vs仙台
川崎FvsFC東京
G大阪vs札幌
徳島vs鳥栖
広島vs名古屋
大分vsC大阪