オリンピック中断を経て9日に再開された明治安田生命J2リーグ。8月は24節から27節までの4節分が開催。雨天の影響で中止となった試合があり、消化試合数にややばらつきが生まれている。
混戦が続いていた上位争いは、8月の4試合で状況に変化が生まれている。3連勝を達成した京都が首位に立ち、2勝2分の磐田が2位。一方、7月は好調だった3位から8位のチームが思うように勝点を伸ばせずに、上位2チームとの差がわずかに開きつつある。
琉球は2勝をあげて何とか追いすがっているものの、新潟、山形、町田、長崎は1勝しか挙げられず。甲府にいたっては2分2敗で未勝利に終わり、3連勝を達成した7月から一転、悪い流れに陥っている。ピーター クラモフスキー監督就任後、無敗を続けていた山形も、27節の山口戦に敗れ、ついに初黒星を喫した。昇格争いに踏みとどまるためにも、9月の巻き返しが望まれる。
中位陣では水戸、岡山、群馬が2勝を挙げて健闘。一方、東京Vと秋田は未勝利に終わった。
残留争いに目を向けると、降格圏の4チーム(北九州、愛媛、大宮、相模原)はいずれも1勝2分1敗と4ポイントを加算。順位に変動は生まれていない。好転の兆しを見せた一方で、勝ち切れない課題も残す。ここからいかに浮上していくのか。後半戦の戦いに大いに注目したい。