川崎フロンターレは10日、MF三笘 薫がブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(イングランド)へ完全移籍することを発表しました。
三笘は2020年に川崎Fに加入し、今季の明治安田生命J1リーグでは20試合・8得点の成績でした。
クラブを通じて三笘は、次のようにコメントしています。
「このたびブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに完全移籍することになりました。僕はU-10からフロンターレアカデミーで育ちました。フロンターレはサッカーだけではなく人として成長させてくれたクラブであり、さまざまな思いがありますが、プロサッカー選手として常に向上心とチャレンジの想いを持っているために今回の決断となりました。大学を経由してプロの世界に入ることができましたが、僕のサッカーに関するほとんどがフロンターレで学んだことです。このクラブには感謝の思いしかありません。アカデミー時代、先輩たちの背中をずっと追いかけていました。Jリーグで活躍するだけでなく、海外のクラブで活躍する方たちもいます。僕も先輩たちに続いて世界の舞台で結果を出すことが、川崎フロンターレというクラブを世界に知ってもらえる、そしてクラブの発展につながると思います。またアカデミーの代表としてそういう姿を見せることが、アカデミーの後輩たちやこれからフロンターレに入りたいと思っている子どもたちに希望を与えられると思っています。
プロになって等々力でプレーして、スタジアムの熱気を肌で感じてすごく高ぶるものがありました。これがプロの世界なんだと実感した記憶があります。トップチームでの約1年半。コロナ禍の影響で、子どものころから見てきた満員の等々力の中で、サポーターの皆さんの大きな声援の中で一緒にプレーすることはできませんでしたが、皆さんにはいつも温かい雰囲気と大きな拍手で後押ししてもらいました。ありがとうございました。チームメイト、スタッフ、そしてたくさんのサポーターの皆さん、たくさんの方々に支えられてここまで来ることができました。フロンターレで学んだことを生かし、これからサッカー選手としてもっともっと成長していきたいと思います。最後に。去年僕の応援歌を作っていただいたのですが、その歌をスタジアムで聞けなかったのが心残りではあります。いつかまた等々力に帰ってきたときに、その応援歌を聞けたら嬉しいです。今まで応援ありがとうございました」