明治安田生命Ｊ２リーグは14、15日に第25節の11試合が開催される。
首位の京都はアウェイで松本と対戦。前節は町田に競り勝ち、3試合負けなしとしている。新戦力のイスマイラが早速結果を出しており、ピーター ウタカとの強力コンビが、チームをさらに勢いづけそうだ。松本は前節、秋田に4-1と快勝を収め、連敗を2で食い止めた。今季最多得点での勝利の勢いを備え、首位チームに挑む。
2位の磐田はホームに東京Ｖを迎える。前節は甲府と引き分け、これで3試合勝利なしとなった。複数失点が続く守備の修正が重要なテーマとなる。東京Ｖも4試合勝利がない。前節は終了間際に追いつかれ、水戸と引き分けている。端戸 仁が好調を維持する一方、こちらも終盤の失点が続く守備陣の奮起が求められる。
3位の琉球はホームで水戸と対戦。前節は北九州に競り勝ち、3試合ぶりに勝点3を手にした。鮮やかなFKで移籍後初ゴールを決めた武田 英寿に注目が集まる。一方の水戸は前節、終了間際に追いつき、東京Ｖと引き分けた。得点力に課題を残すなか、伊藤 涼太郎ら新戦力がチームに勢いをもたらせるか。
4位の新潟は千葉の本拠地に乗り込む。前節は大宮と引き分け、2試合勝利なしとなった。終了間際の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。千葉は前節、山形に完敗。今季最多となる3点を奪われた守備を立て直せるか。
その千葉を撃破し5位に浮上した山形は、アウェイで長崎と対戦。これで7連勝と圧巻の戦いを続けている。ヴィニシウス アラウージョに久しぶりにゴールが生まれたのも好材料で、さらに勢いを加速させていきそうな気配だ。長崎は前節の試合が中止となり、これが1か月ぶりのリーグ戦となる。直近の試合では北九州に勝利。2ゴールを決めたウェリントン ハットにかかる期待は大きい。
6位の甲府は相模原の本拠地に乗り込む。前節は磐田と引き分け連勝が4で止まったものの、終了間際に追いつく粘り強さを示した。再開後も変わらず好調を維持する泉澤 仁が今節も重要な役割を担うだろう。相模原は前節、栃木とスコアレスドローに終わった。高木 琢也監督就任後、守備の安定感は高まっているものの、得点力不足の課題は解消されていない。澤上 竜二ら新戦力が起爆剤となれるか。
7位の町田はホームに岡山を迎える。前節は京都に敗れ、6試合ぶりに黒星を喫した。上位争いに踏みとどまるためにも、連敗は避けたいところ。安井 拓也、田代 真一ら新戦力に期待がかかる。岡山は前節、山口に競り勝ち、5試合ぶりに白星を手にした。上門 知樹が孤軍奮闘の活躍を見せるなか、他の攻撃陣の奮起が求められる。
山口はホームで金沢と対戦。前節は岡山に競り負け、連勝はならなかった。ボール支配では上回る試合を続けているだけに、最後の場面の質の向上が求められるだろう。金沢は前節の試合が中止となり、これが再開ゲームとなる。5試合勝利から見放されるなか、悪い流れを断ち切れるか。中断期に取り組んだ成果を示したい。
栃木vs群馬の“北関東対決”はともに、下位からの脱却を目指す戦いに。勝点22で並び、前者は17位、後者は18位と降格圏が背後に迫っている。前節は両チームともに引き分けと、勝利を手にできなかった。前回対戦はスコアレスドローに終わったが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
大宮はホームに秋田を迎える。3試合連続引き分けと、勝ち切れない戦いが続く。いずれも終盤に追いつく粘りを見せているものの、先手を許して試合を苦しくしているのも確か。先制点を奪うことが、苦境脱却のカギとなりそうだ。秋田は3試合勝利がなく、現在は2連敗中。前節は松本相手に完敗を喫した。今季ワーストの4失点を許した守備の修正が求められるだろう。
愛媛はホームで北九州と対戦。5試合勝ちなしながら、ここ2試合は引き分けで、19位とわずかに順位を上げている。唐山 翔自、石井 快征とシーズン途中に加入したストライカーに、そろそろ結果が欲しいところだ。北九州は8試合勝利がなく、現在は3連敗中。それでもここ2試合は得点を奪えるようになっており、好転の兆しは見えている。ともに今夏に復帰した椿 直起と福森 健太にかかる期待は大きい。
■各試合の見どころをチェック
栃木vs群馬
千葉vs新潟
相模原vs甲府
松本vs京都
琉球vs水戸
大宮vs秋田
町田vs岡山
磐田vs東京Ｖ
山口vs金沢
長崎vs山形
愛媛vs北九州
