明治安田生命J1リーグは7月11日に第22節の試合を行い、およそ1か月に渡る中断期間に突入した。
もっともACL出場チームの試合や開幕直後に活動休止となったG大阪の順延試合が開催されたため、完全に中断とはなってはおらず、7月はチームによって消化試合数が大きく異なった。川崎Fや名古屋は1試合のみで、G大阪は最多5試合をこなしている。
1試合のみの川崎Fだったが、その試合では清水に2-0と快勝。無敗記録を22試合まで伸ばし、首位の座を揺るがないものとしている。その川崎Fを追いかける横浜FMもきっちりと2勝を挙げ、わずかに首位との差を詰めている。
神戸は2勝1分で3位に浮上。古橋 亨梧が海外移籍したものの、22節のG大阪戦では2-1と逆転勝利。エースが抜けても、好調を保っている。
福岡は5月下旬から続く連敗を止められず、7月も2敗で終わった。同じ昇格組の徳島は22節の清水戦で連敗を止めたものの、こちらも勝利は手にできなかった。
一方で下位に沈む大分は22節の浦和戦で勝利を収め、復調の気配を示した。また最下位の横浜FCも22節の広島戦に勝利し、巻き返しの予感を漂わせている。
過密日程となったG大阪は神戸、鹿島に連敗を喫し、厳しい状態に追い込まれたと思われたが、その後、大分、札幌を連破し、2連勝を達成。降格圏から抜け出している。今後も連戦が続くが、レアンドロ ペレイラを軸とした攻撃に勢いが生まれてきただけに、さらなる浮上も実現可能だろう。