2021年5月18日(火) 18:40
残り1枠となったBグループ。同勝点で並ぶ3チームから抜け出すのは?混戦のCグループは全チームに突破の可能性【プレビュー:ルヴァンカップ GS 第6節】
JリーグYBCルヴァンカップは、19日にグループステージの最終節(第6節)が開催される。
Aグループではすでに突破を決めている2位の札幌と1位の鹿島が対戦。両者の勝点差は1で、首位通過を懸けた対戦となる。前回対戦では鹿島が3-0と快勝。勝つか引き分けで首位の座を守れるが、リベンジを狙う札幌が逆転での首位浮上を目指し、アグレッシブな戦いを展開していきそうだ。
もう一つの試合では福岡と鳥栖が対戦。すでに敗退が決まっているものの、ともにリーグ戦では好調を維持する。リーグ戦に向けて良い流れを保つためにも、お互いに勝利を求めた熱い戦いを見せてくれそうだ。
BグループではすでにFC東京の首位通過が決定。残り1枠を勝点5で並ぶ3チームが争う構図となる。
大分はFC東京の本拠地に乗り込む。前回対戦では0-1と惜敗。得点力に課題を抱えるなか、先週末のリーグ戦で結果を出した長沢 駿に期待がかかる。
徳島はホームで神戸と対戦。前回対戦では1-0で勝利を収めている。その試合で決勝点を奪った河田 篤秀が再び大仕事をやってのけるか。対する神戸は勝てば他会場の結果に関わらず突破が決まる状況にある。この大会では4試合連続ノーゴールと得点力不足を露呈しているが、新加入のリンコンらFW陣が意地を見せられるか。
混戦のCグループは全チームが突破の可能性を残したまま最終節を迎える。浦和はホームで横浜FCと対戦。前節はアディショナルタイムの2ゴールで追いつき、柏と引き分けた。リーグ戦でも調子を上げており、良い状態を保ったままこの試合に臨めそうだ。対する横浜FCは、先週末のリーグ戦で待望の今季初勝利を挙げた。こちらも着実にチーム状態は高まっている。前回対戦では1-2で敗れたが、リベンジを果たして突破を決められるか。
湘南はホームで柏と対戦。ここまで無敗ながら、4引き分けと勝ち切れない試合が目立つ。5試合で3得点と攻撃面に課題を抱えるなか、前回対戦でゴールを決めた古林 将太が再び結果を出せるか。柏は前節、2点のリードを守り切れずに浦和と引き分けた。逆転突破のためには勝利こそが求められる一戦。前節2ゴールのアンジェロッティにかかる期待は大きい。
Dグループではすでに横浜FMの突破が決定。ホームに清水を迎える一戦は、首位通過を懸けた戦いとなる。2位の清水とは勝点3差で、敗れれば勝点で並ばれる。前回対戦は引き分けだったことから、当該成績で下回り、2位に転落することになる。従って引き分け以上が首位通過の条件。とはいえ攻撃スタイルを標榜するチームだけに、あくまで勝ちにこだわった戦いを見せるだろう。
一方の清水は勝点1を加えれば2位以内が確定。敗れた場合は、3位の広島が仙台に勝利すると、勝点で並ばれ、当該成績で下回り敗退となる。自力突破を決めるには、引き分け以上が絶対条件。粘り強い守備を保ち、横浜FMの攻撃に対抗したい。
わずかに可能性を残す広島は、アウェイで仙台と対戦。勝利を収めたうえで、清水が横浜FMに敗れることが突破の条件となる。仙台はすでに敗退が決まっているとはいえ、前回対戦では0-1で敗れた相手だけに、一筋縄ではいかないだろう。前節、ゴールを決めた鮎川 峻がキーマンとなりそうだ。
各試合の見どころをチェック
・Aグループ
札幌vs鹿島
福岡vs鳥栖
・Bグループ
FC東京vs大分
徳島vs神戸
・Cグループ
浦和vs横浜FC
湘南vs柏
・Dグループ
仙台vs広島
横浜FMvs清水