明治安田生命J3リーグは、25日に第6節の6試合が開催される。予定されていた福島vs岩手は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっている。
3連勝で2位につける岐阜は、アウェイで富山と対戦。新型コロナウイルス感染症の影響で活動休止となっていたが、水曜日に3月28日以来の試合を行い、1-0で鳥取に勝利した。実戦から遠ざかっていたものの、勝負強さを示し、開幕から無敗を維持する。ここまで4試合で8得点と高い決定力を示しており、今節も攻撃サッカーを見せつけるだろう。対する富山は前節、讃岐に3-2と競り勝った。こちらも5試合で9得点と攻撃スタイルを体現。両者がその特長を打ち出せば、激しい打ち合いとなる可能性もあるだろう。
健闘を見せる宮崎は鹿児島の本拠地に乗り込む。前節は鳥取に競り勝ち、3連勝を達成した。ここまでともに3得点をマークする藤岡 浩介と梅田 魁人のコンビが、今節もカギを握るだろう。鹿児島は前節、YS横浜と引き分け、3戦負けなしとしている。ここ2試合はともに無失点と、守備に安定感が生まれているのは好材料。前節は押し込みながらも決め手を欠いただけに、FW陣が意地を見せたいところだ。
熊本はホームに八戸を迎える。前節は福島を下し、開幕戦以来となる勝利を手にした。失点が目立つのはやや気がかりながら、持ち前の攻撃サッカーで連勝を狙う。八戸は前節、岩手に敗れ、2試合勝利なしとなった。3失点を喫した守備の修正が重要なテーマとなる。
沼津vs藤枝の静岡対決も注目カードとなる。沼津は前節の試合が中止となり、これが3週間ぶりの一戦に。ここまで安定した守りを実現しているが、同県のライバルを相手に果敢な攻撃を打ち出してきそうだ。対する藤枝は前節、長野と引き分けた。先制しながらも逃げ切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなるだろう。昨季は1勝1敗の五分に終わったこの対戦。果たして今回はいかなる決着を見るか。
今治はホームでYS横浜と対戦。前節は岩手に競り負け、連勝はならなかった。それでも攻撃に勢いが生まれているのは好材料で、2試合連続ゴール中の武井 成豪にかかる期待は大きい。対するYS横浜はここまで勝利がなく、14位に沈む。5試合でわずか1得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。
鳥取はホームに讃岐を迎える。水曜日に行われた岐阜との順延試合に敗れ、これで3連敗となった。3試合でわずか1得点と決定力不足を露呈するなか、新井 光、田口 裕也ら攻撃陣の爆発が待たれる。対する讃岐は開幕4連敗と苦戦が続く。今節より指揮を執るゼムノビッチ ズドラブコ新監督の下で、好転のきっかけを見出せるか。
■各試合の見どころをチェック
沼津vs藤枝
鳥取vs讃岐
今治vsYS横浜
鹿児島vs宮崎
富山vs岐阜
熊本vs八戸
※長野は試合なし