5日にカシマサッカースタジアムで行われた「中田浩二 柳沢敦 新井場徹 合同引退試合」に出場したANTLERS LEGENDSの選手コメントです。
■本山 雅志(鹿島)
懐かしい感じでした。向こうも(小野)伸二がいたりして。アントラーズの方も回し方が懐かしいなと思いながらプレーしてました。メインはあの3人なので、あまり目立たないようにしてましたけど、楽しかったです。
■曽ケ端 準(鹿島)
――PKはナイスセーブでした。
「(中田)浩二と対戦することはなかったですし、僕自身にとっても良い思い出になりました。こっちのチームで決めてくれると思っていたので。遠慮なく止めてやろうと思いました」
――クセみたいなものがわかっていた?
「いや、結構浩二は蹴り分けてくるイメージがあるのでどうかな、と思いましたけど、さすがに疲れがあったんだと思います。その後のFKの弾道を見てもおさえが効かなかったりしてたので」
――昔のメンバーが集まってすごく良い時間が過ごせたのでは?
「昨日の夜に何人か来れる人だけで集まって一緒にご飯を食べたんですけど、その時も場所の空気感や雰囲気がすごく良かったですし、今日入ったロッカールームの雰囲気もそうですし、それが対戦相手のメンバーもそうですし、この天気のなかで集まってくれたサポーターの方々もそうですし、いい雰囲気を作ってくれてすばらいしいゲームになったと思います。僕自身も楽しめたのですごく良かったと思います」
――これで3人はピッチを離れてしまうわけですが
「残してきたものがサポーターの数であったり、対戦相手の選手の豪華さであったり、アントラーズOBのみなさんであったりすると思います。これからも数多くの出会いがあると思いますし、ここに来た以上の良いメンバーとの絆を築いていってほしいと思います。それが十分にできる3人だと思います。また鹿島に多く関わってくれると思うので、そこは楽しみにしたいです」
■小笠原 満男選手
「素晴らしい選手に囲まれて、良い雰囲気でプレーできて楽しかった。年齢も近くて一緒にいる時間も多かったので引退してしまったのは残念です。これからは違う形でアントラーズを支えてもらいたい。今日、改めて凄い選手たちだったと感じました。引退はしてしまいますけど、彼らの心のどこかにはまだプレーしたいという気持ちがあると思う。その気持ちを自分が背負うわけじゃないですけど、彼らの分までまだまだ僕らは頑張らないといけないし、これだけの栄光を築いてきた3選手のためにもアントラーズというチームはタイトルを獲り続ける常勝軍団でありつづけないといけない。今日見ていた選手も同じことを感じたと思う。勝っていかないと彼らに失礼だな、と感じました」
――それぞれの道に進む3人に対しては?
「ピッチから離れますけど縁が切れるわけではないし、どこかで必ず顔を合わせる3人なんで、最後という感じはしないですけど、これから別の形で鹿島アントラーズに貢献していってほしいですし、自分もピッチでまだまだ頑張らないといけないと思います」