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名古屋は広島に勝てばACL出場権を手中に。鹿島とC大阪は直接対決を制し、逆転での3位入りを狙う【プレビュー:明治安田J1 第34節】

2020年12月18日(金) 17:05

名古屋は広島に勝てばACL出場権を手中に。鹿島とC大阪は直接対決を制し、逆転での3位入りを狙う【プレビュー:明治安田J1 第34節】

名古屋は広島に勝てばACL出場権を手中に。鹿島とC大阪は直接対決を制し、逆転での3位入りを狙う【プレビュー:明治安田J1 第34節】
名古屋は勝てば3位が決まる優位な状況で最終節を迎える

明治安田生命J1リーグは19日に今季の最終節が行われる。すでに川崎Fの優勝が決定し、前節にG大阪の2位も確定した。最終節の見どころは、残り1枠となったACL出場争いとなる。可能性を残すのは3位の名古屋(勝点60)、4位のC大阪(同59)、5位の鹿島(同58)の3チーム。勝点2差のなかに3チームがひしめき合う状況で、どこがACL出場権を手にしたとしても不思議はない。

3位の名古屋はホームに広島を迎える。勝てば3位が決まる優位な状況だが、前回対戦では0-2と完敗を喫している。直近の試合でもゴールを奪えていないだけに、攻撃陣の出来が運命を左右するだろう。広島も2試合連続完封負けと、得点力不足を露呈する。ともに堅守が備わるだけに、先制点を奪ったほうが勝利に大きく近づくはずだ。

5位の鹿島と4位のC大阪は直接対決を制し、逆転での3位入りを狙う
5位の鹿島と4位のC大阪は直接対決を制し、逆転での3位入りを狙う

5位の鹿島と4位のC大阪は直接対決となる。名古屋の結果に左右されるものの、この大一番に勝利することが何よりも求められる。鹿島は2連勝と好調を維持。2試合連続2ゴールの上田 綺世が今節もカギを握るだろう。対するC大阪は前節、鳥栖に敗れ、2試合勝利なし。持ち前の堅守を保ち、一瞬の隙を突く戦いに勝機を見出したい。

柏はホームで川崎Fと対戦。27ゴールを上げて得点ランクのトップに立ち、すでに今季の得点王を確定させているオルンガが王者相手にゴールを奪えるか。対する川崎Fはすでに史上最多を記録する勝点と得点数をどこまで伸ばせるか。中村 憲剛のラストマッチとしても注目が集まる。

FC東京vs神戸はACL出場チーム同士の対戦となる。FC東京はすでに先週末に、帰国後最初の試合をこなし、1-0で広島に勝利した。主力を温存させた陣容となったが、若手の活躍が光った。今季最終戦はいかなるメンバーで臨むのか。ルヴァンカップ決勝に弾みをつけるためにも、勝利で今季を締めくくりたい。対する神戸は過酷な日程のACLをベスト4まで戦い、コンディション面に不安を残す。ACLでの躍進の勢いを、この試合にも持ち込めるか。

横浜FMも、ACL後の初の試合となる。対戦相手は横浜FC。白熱のダービーマッチとなることが期待される。マルコス ジュニオールら3人が出場停止となるが、分厚い選手層を見せつけて、前年王者としての意地を示したい。一方の横浜FCは、6戦未勝利と苦戦が続く。前回対戦では0-4と完敗を喫したが、ホームで雪辱を果たせるか。

浦和はホームで札幌と対戦。すでに退任が決まっている大槻 毅監督のラストマッチとなる。ここ4試合は勝ちがなく、前節は川崎Fに完敗。失点が続く守備陣が意地を見せたいところだ。対する札幌も3戦勝利なし。前回対戦では3-4と打ち合いに屈したが、粘り強いマンツーマンディフェンスからの速攻を武器に、リベンジを狙う。

鳥栖はホームで大分と対戦。前節はC大阪に競り勝ち、5試合ぶりに勝点3を手にした。プロ初得点を決めた樋口 雄太に注目が集まる。大分も前節は湘南を下し、6試合ぶりの勝利を挙げた。ともに健闘を見せた今シーズン。来季につながる勝利を手にするのは、果たしてどちらのチームか。

仙台vs湘南は16位と17位の対戦となる。敗れれば、最下位に沈む可能性もあるだけに、強い危機感を備えてこの試合に臨むだろう。仙台は2連勝中と勢いに乗る。対する湘南は6試合勝利なし。前回対戦では仙台が1-0で勝利を収めたが、今回はいかなる決着を見るか。

18位の清水はG大阪の本拠地に乗り込む。最下位の屈辱を避けるためにも、勝利が求められる。再び失点が増えているだけに、守備の修正がテーマとなりそうだ。一方のG大阪は今季の2位を確定させており、余裕を持った試合を展開できるはずだ。27日には天皇杯の準決勝が控えるだけに、そこにつながる戦いを実現したい。

■各試合の見どころをチェック
仙台vs湘南
鹿島vsC大阪
浦和vs札幌
柏vs川崎F
FC東京vs神戸
横浜FCvs横浜FM
名古屋vs広島
G大阪vs清水
鳥栖vs大分

 

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