栃木SCは4日、DF伊藤 竜司の契約満了を発表しました。
伊藤は2019年より在籍し、今季の明治安田生命J2リーグでの出場はありませんでした(12月4日現在)。
クラブを通じて伊藤は、次のようにコメントしています。
「2年間ありがとうございました。地域リーグから若くない自分をチームに入れてくれた栃木SCには感謝しています。昨年は人生で初めての大きい怪我でほぼ1年間リハビリをしました。その1年で色々な人と出会い、色々な事に気付き、心も身体も強くなりました。今となってはその怪我にすら感謝しています。今年もなかなか試合に絡めずにいる中、『応援しています!』や『期待しています!』といったお声掛けをしてくれた皆様にはとても感謝しています。ありがとうございます。
プロと言う世界では結果が全てであり、試合に出ていない、結果を出していなければチームを去る事になります。しかし、結果を出していても去らなければならない事もあります。自分はもちろん前者です。だからこそ、色んな事があるからこそ面白いのもこの世界の一つだと思います。試合にはなかなか絡めなくて、『地域リーグから来た選手はやっぱりJ2じゃ無理だったか!』と思われるのが何より1番悔しいですが、ピッチでの結果が全てです。その事実をしっかりと受け止めて、これからのパワーに変えていきたいと思います。この2年間で出会えた全ての人達に感謝しています。プロ選手である以上、試合に出てなんぼですが、それと同じぐらい人との出会いも大きいと自分は思っています。
『満了になったのに何言ってんだよ!』と、思われるかも知れませんが、自分のこれからが既に楽しみです。決して強がりではありません。これからも人と人との縁を大事にして、常に感謝し、自分らしく、伊藤竜司らしく、心の炎を燃やして、力強く生きて行こうと思います。まだ残り4試合あるので、全員でみんなで一つでも多く勝ちにいきたいと思います。こんな無名で2年間で1試合も出ていない自分に優しくしてくれた皆様、ありがとうございました。栃木SCは離れますが、これからも伊藤竜司を宜しくお願いします。ボンディア!」