2020年11月16日(月) 15:40
G大23の本拠地に乗り込む秋田は、勝てば悲願のJ2昇格へ!2位の長野が敗れれば優勝も決定!【プレビュー:明治安田J3 第28節】
明治安田生命J3リーグは、18日に第28節の9試合が開催される。今節は首位の秋田の優勝と昇格が決定する可能性がある。アウェイでG大23と対戦する秋田が勝利すれば、他試合の結果に関わらず、2位以内が確定。また秋田が勝利し、2位の長野が敗れれば、優勝も決まる状況だ。
秋田は開幕から27試合無敗をキープ。前節も岐阜に1-0で勝利した。27試合でわずか8失点と堅守が際立ち、得点47もリーグトップを記録する。攻守両面に隙はなく、無敗のまま頂点に上り詰めたとしても不思議はない。首位チームを迎え撃つG大23は6試合未勝利の状況にある。6試合中5試合で引き分けと、勝ち切れない戦いが続く。秋田との前回対戦では、1-1で引き分けた。ホームでの再戦でも粘り強い戦いを実現したい。
2位の長野はホームに鳥取を迎える。前節は讃岐に競り勝ち、3試合負けなしとしている。得点源の佐野 翼に、久しぶりにゴールが生まれたのは好材料で、今節もこのストライカーがカギを握りそうだ。一方の鳥取は2連勝で5位に浮上。長野との勝点差は5で、逆転昇格のためには勝利こそが求められる。前回対戦では1-1のドローに終わったが、その試合でゴールを決めたフェルナンジーニョが、再び大仕事をやってのけるか。
3位の熊本はホームに今治を迎える。3試合勝利がなく、現在は2連敗中。昇格に向けて正念場を迎えている。ここ3試合で9失点の守備の修正が重要なテーマとなりそうだ。対する今治は4戦負けなしと好調で、前節もYS横浜に快勝を収めている。組織的な守備で熊本の攻撃を封じ、好調を維持する玉城 峻吾の一発にかけたい。
4位の相模原は岩手の本拠地に乗り込む。12試合負けなしを続けるが、ここ4試合はいずれも引き分けと、勝ち切れていない。直近2試合は無得点に終わっているだけに、攻撃陣の奮起が何よりも求められるだろう。岩手は前節、鳥取に敗れて13位に転落。こちらも課題の攻撃面にテコ入れを図りたい。
岐阜は4試合勝利がなく、昇格に向けて苦しい状況に追い込まれている。今節はホームにC大23を迎える。4試合でわずか2得点の攻撃陣が意地を見せられるか。C大23は3試合勝利がなく、最下位に沈む。こちらも攻撃面に課題を残すが、岐阜との前回対戦では2-0と勝利。相性の良い相手を撃破し、好転のきっかけを見出したい。
鹿児島はアウェイで讃岐と対戦。2位との勝点差は9に拡大し、1年でのJ2復帰が厳しくなっている。前節は沼津に1-3と完敗。隙を見せた守備組織に修正を図りたい。讃岐は3試合勝利がなく、前節は長野に惜敗した。それでも得点源の重松 健太郎に久しぶりにゴールが生まれたのは好材料で、今節もこのエースにかかる期待は大きい。
藤枝vs沼津の“静岡ダービー”にも注目だ。藤枝は前節、熊本に競り勝ち、10試合ぶりに勝利を手にした。一方の沼津も2連勝と調子を上げており、ともに良い状態でこの試合に臨めるだろう。開幕戦での対戦では沼津が2-1と逆転勝利を収めたが、ホームでリベンジを狙う藤枝の士気は高い。果たして今回は、いかなる決着を見るか。
八戸はホームに富山を迎える。4試合勝利がなく、ここ3試合はいずれもドロー。先制しながらも逃げ切れなかった前節の反省を生かし、光明を見出したい。富山は2試合勝利がなく、前節は福島に2-3と逆転負け。こちらもリード時の試合運びがテーマとなるだろう。
福島はホームにYS横浜を迎える。終了間際のゴールで富山を下した勢いを、この試合にも持ち込みたいところ。対するYS横浜は11試合勝利がなく、現在は2連敗中。宮本 拓弥が3試合連続ゴールと好調を維持するが、ここ2試合で7失点の守備の修正が急務となる。
■各試合の見どころをチェック
八戸vs富山
岩手vs相模原
福島vsYS横浜
藤枝vs沼津
長野vs鳥取
岐阜vsC大23
讃岐vs鹿児島
熊本vs今治
G大23vs秋田