明治安田生命J1リーグは27日に1stステージ第17節の9試合が行われ、前節に優勝を決めた浦和は新潟を5-2で一蹴し、無敗のままステージを終えた。また、移籍する武藤 嘉紀のラストマッチとなったFC東京は清水を3-2で振り切り、2位に浮上している。
浦和は21分に興梠 慎三がPKを決めて先制すると、35分には武藤 雄樹が追加点。さらに50分に再び武藤が決めると、その7分後には興梠にも2点目が生まれ、4-0と試合を決定付ける。最終的に5-2で勝利した浦和は、無敗のままステージを終えるという快挙を成し遂げることとなった。
一方、マインツ(ドイツ)に移籍する武藤 嘉紀を勝利で送り出したいFC東京は、38分に東 慶悟のゴールで先制するも、51分に大前 元紀に決められ同点とされてしまう。それでも60分、武藤の鮮やかなドリブル突破から前田 遼一が勝ち越し点を決めると、66分には再び前田。このあと石毛 秀樹に凄まじいミドルシュートを決められひやりとさせられるが、なんとかリードを守り切って3-2で勝利した。
アウェイで鳥栖と対戦した広島は、25分に豊田 陽平にゴールを許すも、60分に青山 敏弘のダイレクトミドルで追い付くと、78分にはドウグラスが逆転弾。ところがアディショナルタイム、豊田 陽平にこの日2点目のゴールを許し、土壇場で勝点3を逃す形となった。
G大阪はエース・宇佐美 貴史の夜となった。前半こそ得点を奪えずに苦しんだものの、50分に先制点を挙げると、59分、62分と次々と加点し、わずか12分でハットトリックを達成。3-1で山形を下し、1stステージを勝利で締めくくった。
この結果、年間優勝を目指す浦和が勝点41で首位を独走。勝点を35としたFC東京は、同34にとどまった広島を上回って2位に浮上した。G大阪は同32で4位につけている。
このほか、川崎Fは大久保 嘉人のゴールもあり3-2で鹿島に勝利。横浜FMは神戸と1-1でドロー。仙台は名古屋を2-0で下し、7位に浮上した。湘南は終盤に藤田 祥史が決勝点を挙げ、松本との点の取り合いを3-2で制した。甲府と柏は1-1で引き分けている。