2020年10月12日(月) 17:45
広島の本拠地に乗り込む川崎Fは、今季二度目の10連勝なるか。6連勝中のG大阪は、王者相手に開幕戦の再現を狙う【プレビュー:明治安田J1 第22節】
明治安田生命J1リーグは、14日に第22節の9試合が開催される。
首位を独走する川崎Fは、広島の本拠地に乗り込む。現在9連勝中で、今節も勝利を収めれば、今季二度目の10連勝となる。圧倒的な強さを見せるチームは、およそ1か月前の広島戦でも5-1と快勝を収めている。その試合で2ゴールを奪った田中 碧が再び爆発するか。対する広島は、ホームでリベンジを狙う。前節は清水に3-2と競り勝ち、2連勝を達成。2試合連続3得点と攻撃が機能するが、川崎Fの攻撃を封じるための守備力がカギを握るだろう。
2位のFC東京は、ホームに清水を迎える。前節はG大阪に競り負け、3連勝はならなかった。守備の安定は際立つ一方、不発に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する清水は4連敗で17位に沈む。前節の広島戦で隙を見せたセットプレーへの対応力が求められてくるだろう。
C大阪はホームに湘南を迎える。前節は名古屋に競り負け、2連敗。得点力に課題を抱えるなか、ブルーノ メンデス、清武 弘嗣ら攻撃陣の爆発が待たれるところだ。対する湘南は5連敗で最下位から抜け出せていない。5試合でわずか1得点と、こちらも攻撃面が課題に。C大阪の堅守をいかに打ち崩すのか。得点源の石原 直樹にかかる期待は大きい。
6連勝と勢いに乗るG大阪は、ホームに横浜FMを迎える。6試合で3失点の堅い守りが、好調の要因だろう。今節も横浜FMの攻撃を上手く凌ぎ、前線の決定力を生かした戦いに勝機を見出すだろう。対する横浜FMは前節大分に4-0と快勝を収めた。G大阪には開幕戦で敗れているだけに、リベンジの想いは強いだろう。10月に入っても好調を保つエリキのパフォーマンスがカギを握りそうだ。
名古屋はホームで札幌と対戦。前節はC大阪に競り勝ち、2連勝を達成した。2試合連続ウノゼロ勝利と、手堅い戦いを演じており、今節も強度の高い守備を保てるかが、勝敗を分けるポイントとなるだろう。一方の札幌は、前節湘南に競り勝ち、5試合ぶりに勝点3を手にした。その試合で2ゴールを奪った金子 拓郎が、今節も重要な役割を担いそうだ。
柏は2連勝と再び調子を上げてきた。今節はホームに浦和を迎える。ゴール量産中のオルンガだけでなく、江坂 任も絶好調の状態にある。クリスティアーノを含めたこの3人の攻撃が、浦和を苦しめそうだ。浦和とすれば、柏の攻撃をいかに封じるかがテーマに。前節、好守を連発した西川 周作にかかる期待は大きい。
鹿島はアウェイで鳥栖と対戦。前節は2点差をひっくり返す逆転劇で、横浜FCを撃破した。もっとも立ち上がりに2失点を喫したように守備に不安を抱えており、このポイントの修正が再浮上のカギとなりそうだ。鳥栖は4試合勝利がなく、現在は3連敗中。4試合で2点しか奪えておらず、攻撃面に課題を残す。レンゾ ロペス、チアゴ アウベスらFW陣の奮起が求められるだろう。
神戸はホームに大分を迎える。前節は柏に競り負け、連勝が4でストップした。アンドレス イニエスタを中心とする攻撃は機能するだけに、失点が目立つ守備の修正がテーマとなる。大分は前節、横浜FMに0-4と完敗を喫した。こちらも課題は守備面となる。神戸の攻撃に粘り強く対応し、田中 達也らスピード溢れるアタッカー陣を効果的に活用したい。
仙台は11試合未勝利と、苦しい戦いが続く。前節も川崎Fに0-1で敗れた。それでも失点が増えていた守備が最少失点に抑えたのは前向きな材料で、今節も粘り強い守備を保ち、勝機を高めたい。一方の横浜FCは前節、2点のリードを守り切れずに、鹿島に逆転負けを喫した。2試合連続3失点の守備を上手く立て直したいところだ。
■各試合の見どころをチェック
鳥栖vs鹿島
仙台vs横浜FC
柏vs浦和
FC東京vs清水
G大阪vs横浜FM
神戸vs大分
広島vs川崎F
名古屋vs札幌
C大阪vs湘南