20日に明治安田生命J1 1stステージ第16節の9試合が行われ、首位の浦和はアウェイで神戸と1-1のドロー。開幕から16試合無敗のままステージ優勝を成し遂げ、年末に行われる2015Jリーグチャンピオンシップの出場権を獲得した。
引き分け以上で優勝が決まる浦和は、27分に梅崎 司のゴールで先制。しかし75分に宇賀神 友弥が2枚目の警告を受けて退場となると神戸に押し込まれる時間が続き、84分に渡邉 千真に同点ゴールを決められてしまう。その後も幾度かピンチを迎えたものの、身体を張った守備で応戦。引き分けに持ち込み、歓喜の瞬間を迎えた。
優勝にわずかな望みをつないでいたG大阪は、今野 泰幸のゴールで先制しながら、終了間際に失点し1-1で仙台と引き分け。勝利が求められた重要な試合で勝ち切れなかった。
2位に付ける広島は、ホームに山形を迎えた一戦でエース佐藤 寿人が大爆発。26分に前人未到のJリーグ通算200ゴールを達成すると(J1=150得点、J2=50得点)、28分、35分と立て続けにネットを揺らし、2年ぶり6度目のハットトリックを記録した。佐藤の活躍もあり広島は山形に5-1と大勝を収めた。
3位のFC東京は先制される苦しい展開も、後半の2得点で鳥栖に逆転勝ち。敗れた鳥栖は泥沼の4連敗となった。川崎はブラジル人コンビの活躍で松本を2-0と一蹴し、鹿島に0-3と完敗を喫した横浜FMをかわして5位に浮上している。柏をホームに迎えた名古屋は75分にノヴァコヴィッチが決勝ゴールを奪い、1-0で勝利した。
18位に沈む新潟は、1点ビハインドで迎えた後半に一挙3得点。鮮やかな逆転勝利で、最下位から脱出した。代わって順位を落としたのは清水。11分にオウンゴールで先制を許し、後半にも失点。せっかく得たPKのチャンスを外すなどいいところなしの内容で、甲府に完敗を喫している。