明治安田生命J2リーグは15日に第5節が開催される。前節から中3日、4日のハードな日程となるなか、選手のコンディションが勝敗を左右する大きなポイントとなりそうだ。
4連勝で首位に立つ大宮は栃木の本拠地に乗り込む。前節は東京Vに1-0で勝利。再開後の3試合はすべて完封勝ちと堅守が光る。対する栃木は前節、千葉に競り勝ち、今季初勝利を挙げた。決勝点を決めた矢野 貴章が、再び大仕事をやってのけるか。
大宮と同じく4連勝の長崎はアウェイで琉球と対戦。3試合連続で複数得点と攻撃陣が好調だ。途中出場から結果を出したビクトル イバルボが注目選手となる。琉球は今季未勝利で21位に沈む。ここ2試合で7失点を喫する守備の修正が求められそうだ。
その琉球を撃破した徳島は、ホームに山口を迎える。2ゴールを決めた渡井 理己が今節もカギを握るだろう。山口はリーグ再開後にまだ勝利がない。前節は磐田に1-2と惜敗。3試合連続で複数失点の守備の立て直しがポイントとなりそうだ。
京都はアウェイで北九州と対戦。前節は福岡に快勝を収め4位に浮上した。好調を維持するピーター ウタカにかかる期待は大きい。北九州は2連勝と調子を上げている。2試合ともに完封勝利と守備の安定が光る。2試合連続ゴール中の佐藤 亮にも注目だ。
新潟は前節、1-0で松本を撃破した。失点が続いていた守備が無失点に抑えたのは好材料。今節も安定した試合運びを実現できるか。その新潟をホームに迎える町田は前節、群馬に競り勝ち初勝利を挙げた。守備の安定が光るだけに、得点力の向上が巻き返しのポイントとなる。
磐田はアウェイで福岡と対戦。前節は山口に競り勝ち、再開後初勝利。2ゴールと結果を出したルキアンの起用法がカギを握るだろう。福岡は2連敗と元気がない。前節は京都に完封負け。隙を見せた前半を上手く凌ぎ、後半に勝負を仕掛けたい。
水戸はホームに松本を迎える。前節は山形と1-1で引き分けた。移籍後初ゴールを決めた山口 一真のパフォーマンスに注目が集まる。松本は前節、新潟に敗れ12位に転落。再開後はまだ勝利がない。3試合でわずか1得点の攻撃陣が意地を見せたいところだ。
金沢はホームで千葉と対戦。前節は甲府に1-2で敗れた。失点につながったセットプレーに注意を払いたい。千葉は栃木に敗れ、連勝はならず。チャンスを作りながらも決めきれなかったFW陣の奮起が求められるだろう。
愛媛は前節、長崎に敗れ3連勝はならなかった。粘り強く戦ったものの、終盤に2失点。再び勢いに乗るためにも、連敗は避けたいところだ。対戦相手の岡山は前節、北九州に0-2で敗れた。これで3試合勝利なし。嫌な流れを断ち切るためにも、目に見える結果を手にしたい。
東京Vは開幕から勝利がなく、20位に低迷。前節は大宮に0-1で競り負けた。開始早々の失点でリズムを失っただけに、試合の入り方がポイントとなりそうだ。対する甲府は前節、金沢に競り勝ち、今季初勝利を挙げた。復帰後初スタメンで先制点に絡んだハーフナー マイクに注目が集まる。
群馬は開幕4連敗。今節はアウェイで山形と対戦する。ここまで1得点・9失点と攻守両面に課題を抱えており、選手起用も含めた大胆なテコ入れが求められるかもしれない。山形は再開後負けなしながら、ここ2試合は勝ち切れていない。得点力不足を露呈尾するなか、2ゴールを記録する渡邊 凌磨に大きな期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
山形vs群馬
水戸vs松本
栃木vs大宮
東京Vvs甲府
町田vs新潟
金沢vs千葉
徳島vs山口
愛媛vs岡山
福岡vs磐田
北九州vs京都
琉球vs長崎