徳島ヴォルティスは1日、昨季まで所属したMF狩野 健太が現役引退することを発表しました。
狩野は静岡学園高から2005年に横浜F・マリノスに加入。その後、柏レイソル、川崎フロンターレを経て、2018年より徳島に在籍していました。
15年に渡る現役生活では、J1リーグ通算148試合・13得点、J2リーグ通算29試合・1得点を記録しています。
クラブを通じて狩野は、次のようにコメントしています。
「まずは、15年間ありがとうございました。他クラブからオファーをいただきましたが、考えた末に次の道に進む事を決意いたしました。
振り返ってみると、決していいことだけではないプロ生活でした。ケガに苦しみ、自分自身が納得するプレーも出来ず、応援してくださる皆様に喜んでもらえず、苦しむ時もありました。それでも、サッカーと真摯に向き合うことだけは自分に誓って15年間やってきました。それだけは自信を持って言えますし、自分の誇りです。
そして、自分がこれからやりたいことが明確になったことが、引退を決意するきっかけになりました。これまでの経験を子ども達に直接伝えていきたいという思いから、今後はサッカーの個人レッスンという活動をおこなっていきます。それがサッカーに対する恩返しだと思いますし、自分の使命だと感じています。
Jリーグも再開されました。今までとは違う形になりますが、子ども達に夢を与え、共に成長していき、これからも日本サッカー界の発展に貢献していきたいと思っています。大好きなサッカーには携わっていきますので、今後とも変わらずよろしくお願いいたします。
幼少期からプロになるまでに出会い支えてくださった皆様、プロ生活の中で出会ったたくさんの人たちや家族、そしていつも応援してくださったファン・サポーターの皆様。皆様のおかげでここまでやって来ることができました。本当に感謝しています。15年間本当にありがとうございました」