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最大14ポイント差を逆転。驚異のⅤ字回復を見せたG大阪が昇格イヤーに優勝を成し遂げる!【Jリーグヒストリー:2014年】

2020年6月8日(月) 15:17

最大14ポイント差を逆転。驚異のⅤ字回復を見せたG大阪が昇格イヤーに優勝を成し遂げる!【Jリーグヒストリー:2014年】

最大14ポイント差を逆転。驚異のⅤ字回復を見せたG大阪が昇格イヤーに優勝を成し遂げる!【Jリーグヒストリー:2014年】
この年のG大阪はナビスコカップ、天皇杯も制し、史上2チーム目となる国内三冠を達成した

ブラジルワールドカップが開催された2014年。3連覇を狙った広島は序盤こそ上位を争ったものの、次第に勝ち切れない試合が目立って失速。ワールドカップ中断明け後も勢いは戻らず、最終的に8位でシーズンを終えた。

好調を維持したのは浦和だ。10節から9戦負けなしを記録するなど、力強い戦いで優勝争いをリード。他にも鳥栖、川崎F、鹿島らが上位争いに名を連ね、混戦模様のリーグ展開となっていた。

一方、昇格組のG大阪は2年ぶりのJ1の舞台で大いに苦しんでいた。3節から5試合勝ち星に見放されると、9節からは3連敗。ワールドカップ中断前の14節終了時点で降格圏の16位に低迷。首位の浦和とは勝点14差をつけられていた。

ところがリーグ再開後に、驚異のⅤ字回復を見せる。立役者となったのは宇佐美 貴史とパトリックの2トップだ。怪我でシーズン序盤を棒に振った前者は、再開後に完全復調しゴールを量産。中断期間中に加入した後者と好連係を築き、G大阪の攻撃を力強くリードした。

再開から5連勝と最高のリスタートを切ったG大阪は、22節から7連勝を達成。上位陣を一気に抜き去り、28節終了時点で2位に浮上した。

そして迎えた32節、G大阪は首位浦和との直接対決を迎える。両者の勝点差は5。負ければ優勝の可能性が潰える状況だったが、この大一番を2-0でモノにすると、翌33節は浦和が鳥栖と引き分けたのに対し、G大阪は神戸に快勝。勝点62で並び、得失点差で上回ってついに首位に浮上した。

そして優勝のかかった最終節。G大阪はすでに降格が決まっていた徳島と対戦した。しかし、攻め込みながらもゴールが遠く、スコアレスドローで終了。しかし、同勝点の浦和が名古屋に敗れ、同じく優勝の可能性を残していた3位の鹿島も鳥栖に敗戦。そのまま逃げ切りを果たしたG大阪が、2005年以来2度目の優勝を成し遂げた。

最大14ポイント差をひっくり返す大逆転優勝であり、2011年の柏に次ぐ昇格1年目のリーグ制覇となった。さらにこの年のG大阪はナビスコカップ、天皇杯も制し、史上2チーム目となる国内三冠を達成している。

■フォトギャラリー
https://www.jleague.jp/photogallery/g2070/

■2014年G大阪のメンバーはこちら

 

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